漫画主義
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概要
1967年3月、美術評論家の石子順造、映画・漫画評論家の山根貞男(当時は菊地浅次郎名義)、編集者の梶井純、高野慎三(当時は権藤晋名義)の4人によって創刊された[1]。「漫画はまだきちんと論じられたことがない」という石子の提案がきっかけであったが、主につげ義春に関わるために刊行された雑誌であった。創刊号では「つげ義春特集」が組まれた[1]。当時、子どもの娯楽や低俗なサブカルチャーと見なされがちであった漫画を、芸術や表現批評の対象へと引き上げる先駆的な役割を果たした。同誌では、つげ義春のほかにも水木しげる、白土三平、手塚治虫、石ノ森章太郎らが論じられた。後の漫画評論に与えた影響は大きい[1]。
題字と表紙イラストは前衛美術家の赤瀬川原平が手がけ、毎号約300部が発行された[1]。1977年には石子順造が死去。単独の形で12号、他雑誌への収録(出張版)という形を含めて通巻14号まで刊行されたが、1979年を最後に事実上の休刊状態となっていた[1][2]。
2023年2月に同人の山根貞男が死去したことを受け、山根の追悼号を兼ねた「終刊号」が2024年6月に喇嘛(ラマ)舎より刊行され、57年の歴史に幕を閉じた[1][2]。