火星ロボ大決戦!
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『火星ロボ大決戦!』(かせいロボだいけっせん)は、なかま亜咲による日本の4コマ漫画作品。『COMICぎゅっと!』(平和出版)において2004年9月号から2005年1月号まで連載されたが、雑誌の廃刊に伴い『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)に移籍し2005年8月号から2008年10月号まで連載された。
ロボット工学が飛躍的な進歩を遂げた近未来、ペンギン帝国は人類に迷惑をかけていた。そしてこれに対抗するため立ち上がったのが火星ロボである。
本作は基本的にロボットバトル作品だが、ギャグやエロのエッセンスが多分に盛り込まれている。また、さまざまなスーパーロボットのパロディがちりばめられているのも特徴でいわゆる「お約束」を逆手に取ったギャグが魅力。ギャグ漫画としては「ツッコミ」に類するキャラが非常に少なく、ひたすらボケっ放しの展開になりがちなのも特徴である。
作者自身がスーパーロボット大戦シリーズのファンということもあり、2巻の帯にはスーパーロボット大戦シリーズのプロデューサーを勤める寺田貴信からのコメントが寄せられた。
最終回のペンギン帝王が過去に思いを馳せるシーンにおいて自身がかつて「ペンギン番長」であったことを独白しているが、そこにはさらに『カニメガ大接戦!』の主人公である大宜見小五郎と照屋カニメガの姿が描かれており本作と繋りのある物語であることが初めて明らかにされた。
主な登場人物
超火力発電所サイド
- 與那嶺 ギコ(よなみね ギコ)
- 本編の主人公。火星ロボの操縦士で16歳の高校生。髪は黒色のショートヘアー。瞳の色は黒。スリーサイズはB80・W56・H84。当初は貧乳キャラだったが、成長しているらしい。ヂョウを凌ぐ逸材とされ火星ロボを受け継いだが、劇中ではよくピンチに陥る。天然ボケな面も多いが、真面目で大人しい性格のためか周囲の人間に振り回されがちで、オチで「うわぁぁん!」と泣くことが多い。
- 与儀 ヂョウ(よぎ ヂョウ)
- 超火力発電所の所長で火星ロボの前操縦士。28歳。髪は黒色、瞳の色も黒。現在は第一線を退いているが、かつてはペンギン帝国を壊滅寸前にまで追いやった最強の惑星ロボ操縦士だった。敵味方問わず女性の胸などを触りまくり、服を脱がそうとするなど非常にすけべな男である。本人いわく微乳派とのことだが、巨乳の司令官の胸も好んで揉む。
- 相当なボケキャラで、作品のギャグ要素を支えている主要キャラとも言える。作中での「4コマ目のボケオチ」に使われる率も非常に高い。
- 謝花 淑子(じゃはな よしこ)
- 惑星ロボシリーズの権威。32歳で、少し年齢を気にしている節がある。髪は黒色のロングヘアー、瞳の色も黒。白衣・巨乳・眼鏡。美人で頭脳明晰だが割と間が抜けている。
- 銘苅 正(めかる ただし)
- 水星ロボの操縦士。16歳の高校生。髪は黒色、瞳の色は赤。かなり高度な操縦技術をもっており、惑星ロボの中で最も旧式である水星ロボで無類の強さを発揮する。助っ人としてギコ達の所属する超火力発電所に暫く滞在していたが、最強五人衆のフンボルトとの戦闘で水星ロボが大破。ブラック火星ロボのパーツでリペアするため一旦本来の所属である西部エリアの発電所へ戻るも、新たな機体と共に再びギコのピンチに駆けつけることになる。
- 女性に対してはシャイな面があり、年相応の性欲はある様子だが本作に登場する男性キャラの中ではほぼ唯一すけべな行動を起こさない。そのため、本作のエロネタでは必ずツッコミに回る。あからさまな好意を見せるフンボルトについては敵だと言いつつもまんざらでもないようなところがあり、半ば強引に恋仲になっている。
- 牧志 悠子(まきし ゆうこ)
- 木星ロボの操縦士。25歳の人妻で、夫は東部第5発電所の牧志所長。髪は黒のショート。瞳も黒。実家が呉服屋であり、それ故か常に和服を着用している。ロボット操縦の実力は高いが、やや自信過剰な面がある。ちゃんとした和服を着ていながら服が脱げたり破れたりする頻度は高く、その上そのままでいることも多く主人公サイドのエロ担当であるが司令官やフンボルトと比べるとやや後れをとる。
- 公開プロフィールには「男性経験あり」と記されている。
- 牧志(まきし)
- 東部第5発電所の所長。
- 謎の少女
- 最終回のイメージカットにて登場。北部発電所に所属している13歳の操縦士で、新型の土星ロボを駆る。ペンギン帝国との決戦後、機体を封印されたギコ達にかわって戦闘任務を引き継ぐことになっている。
ペンギン帝国サイド
- ペンギン帝国司令官
- ペンギン帝国の司令官。23歳の女性。本名は不明。紫色の長髪と同じ色の眼を持つ。髪型と衣装がよく変わり、連載当初はツインテールだったがその後ポニーテールに変化しペンギン帝国を裏切った後は髪を下ろすようになった。服装も当初は魔法少女風だったが後に司令官らしいスーツやジャケット、悪の女幹部らしい露出度の高い服装、魔女のような帽子とコートというように変わっていった。身長は170cmで体重は53kg、スリーサイズはB92・W60・H86だが3巻ではB95・W60・H86になっていた。
- 司令官の地位にいるわりには作戦指揮能力が低く失策が多く、ロボットの操縦も苦手で、最終的にアホの子扱いをされている。ただし一戦士としての能力は高く、捕虜になった際自力で脱出したりヂョウを相手に格闘戦闘を行った。
- ペンギンが大好きだという単純な理由で人間でありながらペンギン帝国に属していたがペンギン計画の全貌を知ったことによりペンギン帝国を裏切り、大南極を奪って火星ロボ達に味方するようになる。
- 美人でスタイルが良いのが災いしてか、劇中で幾度となくいやらしい目にあっている。大まかに例をあげるとヂョウによる強姦未遂、乳揉み、下着盗難など。また水星ロボの水星クローによる衝撃波で衣服を引き裂かれ、まんがタイムきらら誌上で女性キャラの乳首が描かれたと話題になった。他にも部下であるペンギンコマンダー達にカラダを触られるなど、散々な目に遭っている。最強五人衆のフンボルト登場以降はペンギン帝国側に女性キャラが増え出番が減っていたが、本作のエロ担当として不可欠の存在である。また、作中では貴重なツッコミ属性キャラでもある。
- ペンギン帝王
- ペンギン帝国を治める帝王。94歳。その目的はペンギン計画により世界中の鳥類をペンギンに変えることだが実際には見た目は鳥の模様をペンギン柄に塗り替えるだけ。好色でいまいち威厳に欠けるところもあるが部下達からの信頼は厚い。
- テレビアニメ版『健全ロボ ダイミダラー』では、人間に敗北した後、マカロニが偶然見つけたHi-ERo粒子が濃厚な世界からエネルギーを調達すべく試作品のペンギン装置を使ったところ、操作を誤り単身ダイミダラーの世界へととばされてきたことが語られた。
- ペンギンコマンダー
- ペンギン帝国の雑兵で22歳。ペンギン術によって生み出された人造人間で当初は800人ほどだったが増殖中で、2巻になって1000人に増えた。司令官やフンボルトに数人単位で付き従って行動することが多いが戦闘能力はおしなべて低い。見た目は人間頭身のペンギンで皆同じに見えるのだが個々にダニエル、ジェイムズ、フレッド、トニーなどの名前がついている。お互いを助け合ったり応援したり組み体操をするなど仲間意識は強い。例によって好色で、司令官やフンボルトによくセクハラ行為をする。
- 最大の特徴である股間の突起は前シッポと呼ばれる尻尾であり、チ●コではないらしい。しかし本作の単行本第1巻購入特典として配布された小冊子によると、「生殖器としての役割も果たす万能しっぽ」と記載されている。
- ペンギン番長に造られた一世代目のペンギンコマンダー達は、姿形を自由に変えられるメタモルフォーゼ能力を持つ。
ペンギン帝国最強五人衆
ペンギン帝王秘蔵のチームで、ペンギン帝国兵士の中から選りすぐられた精鋭部隊。メンバー全員が超能力者(サイオニクサー)であり高い戦闘能力を持つ。また各々が超南極と呼ばれるロボットを有しており、戦闘時にはそれを自由に召喚することができる。人間の姿をしているがペンギンコマンダーたち同様ペンギン術によってペンギンから作られた存在。ただフンボルト曰くペンギンに戻ったりする心配はないなど、人として生活するのに特に問題はない様子。
- フンボルト
- ペンギン帝国最強五人衆のナンバー2で女性。15歳。髪は金色で短め、瞳の色は緑。ほとんどぺったんこの無乳体型。「うふふ」が口癖。超感覚者(スキャナー)であり、相手の考えを読むことができる。可愛い外見の女の子だがニンフォマニアと言って差し支えないほどの根っからのすけべであり、ペンギンコマンダー達のセクハラに動じるどころか自ら身体を寄せて吐息を吹きかけるなどいやらしいリアクションで対応した。ただし、本人曰く意外にも処女であるとのこと。
- 超感覚の能力だけでなく優れた身体能力も備えており、生身での戦闘能力も極めて高く「烈風ペンギン突き」という必殺技も持っている。
- あることがきっかけで敵である正に恋心を抱くようになり、頻繁にモーションをかけている。最終的には恋仲になった。
- テレビアニメ版『健全ロボ ダイミダラー』にも登場。ペンギン装置によって超南極と共に転送される。その際にリッツに技を伝授し、また戻っていった。
- キガシラ
- ペンギン帝国最強五人衆のナンバー5で男性。セリフを喋る前に「ゲゲゲ」と笑う。肉食獣のような大きい口と牙、黒目のない瞳と褐色の肌が特徴。人間離れした外見だが、一応人間らしい。透視(クレヤボヤンス)の能力者で相手の衣服を透かしてハダカを見ることができるが、それだけの能力なので戦闘時には全く役に立たないが本人は満足している。
- ギコに五人衆最弱とバカにされてあっさりと敗北したあたり、五人衆の中でも際だって弱い存在であるのは間違いないようである。
- コガタ
- ペンギン帝国最強五人衆のナンバー3で男性。仮面舞踏会に着用する様なマスクを装着しているが、垣間見える瞳となびく金色のロングヘアをもつ。後に私服で美形の素顔を公開した。しかしご多分に漏れずすけべな男のようであり、自分でもはっきりと認めている。超能力は念動力(サイコキネシス)でギコの身体の自由を奪い、胸を揉んだ。さらには火星ロボの動きを封じるほどの力を持つが破壊までは出来ないらしく、手作業で破壊しようとしていた。
- マカロニ
- ペンギン帝国最強五人衆のナンバー4で女性。「~ですわ」口調とフリル付きのコスチュームが特徴の所謂お嬢様タイプ。またフンボルトとの会話で五人衆ナンバー4と呼ばれ怒ったところから、プライドの高い性格だと思われる。
- 潔癖な性質の持ち主で、五人衆の中では唯一下ネタを嫌っている。その一方で、司令官と比べると目立たないがかなりの巨乳であり、様々な要因でエロい格好にされてしまうというお色気担当キャラでもある。また、初登場時は衣服がめくれあがり乳首モロだしで登場した。
- 物品引寄(アポーツ)の能力者であるが、コガタには「チンケな力」と評されてしまっている。作中では火星ロボの操縦器を奪おうとしたが、間違ってギコのブラを引寄せる、引寄せた操縦器を顔面にぶつけるなど、あまり活用できていない。
- 同じ五人衆のコガタには特別な思いを抱いているようであるが、コガタも相当なすけべであることも災いしてイマイチうまく伝わらない。
- 単行本第2巻の描き下ろし短編には複数のペンギンコマンダー達に「エロいことをしてやる」と宣告された挙げ句に服を脱がされ泣き叫ぶという、かなりきわどい描写のシーンが存在している。
- テレビアニメ版『健全ロボ ダイミダラー』にも登場。ペンギン装置によって転送され帝王と再会するも、また戻っていった。
- アデリー
- ペンギン帝国最強五人筆頭で男性。何度かその名は見られたものの、長い間本編中に登場したことがなかった人物。帝国最強の戦士で発火(パイロキネシス)の能力をもつ。大柄な初老の男性で渋めの雰囲気をもっているがお約束どおりすけべな男であり、フンボルト曰くヂョウ以上のすけべ。
- 他の五人衆達よりも旧式の超南極を操るが機体の性能を極限まで引き出せるほどの実力を持つため、新型のロボットたち相手でも圧倒することが可能。かつて銘苅の水星ロボを倒した。