無人島物語
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| ジャンル | 生態系シミュレーション |
|---|---|
| 対応機種 | PC-9801/9821 (PC98) |
| 開発元 | メディアミューズ |
| 発売元 | ケイエスエス |
| プロデューサー | 高野秀夫 |
| ディレクター | 下瀬貴祐 |
| シナリオ | 勝部真琴 |
| プログラマー | 小林眞 |
| 音楽 | 佐藤智志 |
| 美術 | 佐藤茂夫 |
| シリーズ | 無人島物語シリーズ |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 |
|
| その他 | 型式:JSGP60007 |
『無人島物語』(むじんとうものがたり)は、1994年8月5日にKSSから発売されたPC-9801/9821用生態系シミュレーションゲーム。メーカー公称ジャンルは「サバイバルライフ・シミュレーション」。
同社の『無人島物語シリーズ』第1作目。飛行機事故によって無人島に漂流した主人公が、食料などを確保しつつ、同じく漂流した仲間たちと力をあわせて、無事に帰還することを目的としたゲーム。 同年にFM TOWNSに移植され、1996年にはスーパーファミコン (SFC) に移植された。
主人公が仲間たちとともに無人島生活を送る設定は、アメリカのテレビドラマ『ギリガンズアイランド』を着想元としている[1]。『無人島物語』は、しばしば関係者やユーザーから「遭難中なのに緊迫感がない」と言われていたが、それは参考にした『ギリガンズアイランド』がコメディであり、「閉鎖空間で遊ぶ」という内容であったことに起因する[1]。
ゲームの企画段階では、現地で病気にかかったり死んだりするシリアス路線も考えられていた[1]。しかし、キャラクターデザインが佐藤茂夫に決まると、「かわいらしい絵柄の女の子は殺すに忍びない」という理由で明るい方向性を目指すことになり、キャラクター性を重視しつつ、おバカな要素も入れた路線が選択された[1]。
物語の舞台となる島には原住民がいるため、本作は「無人島ではないじゃないか」というツッコミを頻繁に受けていたが、開発中は『サバイバルシミュレーション』という仮題であり、文字通りの無人島とする意図はなかった[1]。ところが発売の2か月前になって、会社の上層部がインパクトを求めて『無人島物語』という題名に決めたことで、ゲーム内容と若干の齟齬をきたす結果となった[1]。
ゲーム内容
本作のテーマは「物を作る」ということにあり、物質文明へのアンチテーゼが含まれている[2]。
プレイヤーは6人のキャラクターを操作して、水と食料を確保しつつ、無人島の探索を行う。その過程で様々な素材を取得し、それらを組み合わせることで道具を作成していく。そして最終的には、無人島からの脱出を可能とするアイテムの完成を目指すのである。
脱出アイテムは全6種あり、カヌー・帆船・気球・飛行船・無線機・SESの順に製造難度が増す[3]。どの脱出アイテムを造ったかによって、エンディングが分岐する。
イベント
シリーズ第1作目である本作は、探索中に発生するイベントの数が限られていたので、男性プレイヤーへの訴求要素として女性キャラクターのヌードシーンを盛り込んでいる[4]。SFC版ではヌードイベントが着衣に変更され、下半身は見えないなど自主規制がなされている。それでもSFCのソフトとしてはかなりきわどいお色気描写となっている[5]。
また、一同が酒を作成し、酔っぱらって大騒ぎするイベントも、SFC版では「酔った大人たちを子供たちが呆れて見ている」という描写に修正された[4]。
このように規制の厳しいSFC版であるが、独自の要素として、島内の古代遺跡を探検するイベントが追加されている[6]。
登場人物
メインキャラクター
プレイヤーが指示を出すことのできるキャラクター。声優はドラマCDのもの。
- 主人公
- 一行のリーダーを務める青年。
- 中嶋理香(なかじま りか)
- 声:井上喜久子
- 21歳。主人公ではまず入学のできない一流大学の国立城東大学理工学部の3年生で情報工学を専攻。夏休みを利用して海外旅行へ行く最中に遭難。科学の知識に優れ、生活レベルの向上と脱出アイテム作成に辣腕を振るう。性格にやや難があり、絵里奈とソリが合わない。
- シリーズの看板ヒロインとして扱われており[7]、以降の『2』『3』『R』にも登場する。
- 倉嶋沙織(くらしま さおり)
- 声:林原めぐみ
- 高校2年生の17歳。陸上部に所属し、女子1万メートルで日本4位の記録保持者。海外合宿参加途上で遭難。元気が取り柄の明るい性格。
- 小柳絵里奈(こやなぎ えりな)
- 声:深見梨加
- 24歳。主人公たちが乗っていた飛行機のスチュワーデス。語学に堪能だが、高飛車で遭難当事者と思えないほどあっけらかんとした性格。やたら深刻ぶる理香とケンカばかりしているが、子供の世話が好きで鈴音には好かれている。場合によって家出して先住民の女王になる。
- 綾瀬鈴音(あやせ すずね)
- 声:宮村優子
- 10歳の小学生。父親は大学教授で動物行動学の権威。母親と共に父親のいるストックホルムに行く途中遭難。父親譲りの動物とのコミュニケーション能力と植物の知識に優れる。
- 高持慎一郎(たかもち しんいちろう)
- 声:青野武
- 49歳の大学教授。自称「かっぱの慎ちゃん」。専攻は考古学。古代文明の遺跡調査に向かう最中遭難。日本考古学会では独特の理論を展開する異端児的存在で、お寒いダジャレを飛ばす陽気な性格。探検・調査をしていることから自然科学にも詳しい。年長者で一番大人なせいかどのメンバー、特に人間関係に問題を起こしやすい理香ともうまくやっていける貴重な存在ではあるが考古学教授と言う職業柄、定期的に探索をさせないとヘソをまげてしまう。
サブキャラクター
移植版
スタッフ
- パソコン版
- プロデューサー:高野秀夫
- ディレクター:下瀬貴祐
- キャラクターデザイン:佐藤茂夫
- シナリオ:勝部真琴
- サウンド:佐藤智志
- プログラム:小林眞
- スーパーファミコン版
- スーパーバイザー:下瀬貴祐
- 原作:勝部真琴
- 原画:佐藤茂夫、星野宏典
- プログラム・ディレクター:池袋サラ(吉嶺豊彦)
- プログラマー:熊田浩司
- ビジュアル:戸嶋剛司
- ドットマン:ソルトキッキ
- システム・プランナー:藤田祥行
- アシスタントD:SHIHO
- ディレクター:国府方政男
- アシスタント・プロデューサー:太田治雄
- 効果音:禎清宏
- 音楽:後藤秋子
- ジャケット、ブックレット:小林直樹
- プロモーション:小澤弥生
- スペシャル・サンクス:竹田章浩、戸田淳一、岩永誠享、谷口尚生、金子鎮也、佐藤智志、遠藤愛、畠中俊英、小松真一、清水修
- プロデューサー:高野秀夫
- エグゼクティブ・プロデューサー:積田満雄
評価
| 評価 | ||||||||
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- スーパーファミコン版
- ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[9]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、21.3点(満30点)となっている[10]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 3.8 3.6 3.3 3.4 3.5 3.7 21.3