実体験を基に老いた愛犬の死までを丹念に描いた、40頁超の長編読み切り作品である[1][3]。谷口ジローから愛犬を看取った話を聞いた担当編集者[注 1]は、谷口ジローの犬の生涯を支え続けたという達成感を見て、漫画化すべきと確信したという[4]。続編となる『そして…猫を飼う』、『庭のながめ』及び『三人の日々』の猫三部作と合わせ、『犬を飼う』シリーズと呼ばれる[5][6]。いずれも動物と人間の心のつながりやふれあいを主題としている[1]。生前に「決定版」の編集者[注 2]がシリーズの新作を打診したところ、前日譚なら描けるかもしれないと前向きだったという[5]。