独身のスキャット
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円谷プロダクションがSF要素のない一般向けドラマに本格進出した最初の作品[1][2]。また、TBSを退社した円谷一が円谷プロの代表に就任して最初にプロデュースした作品でもあり、枠はTBSの退社土産としてもらったものである[3]。監督や脚本は、満田かずほと関沢新一を除いて円谷プロ初参加となる面々が集められた[4]。なお、監修は円谷英二が担当したが本放送期間中に死去したため、本作品は彼の最後の監修作品ともなっている[5]。
当時の世相を風刺した悲喜劇で、映画『アパートの鍵貸します』に触発されたものとされる[4]。また、健康的なお色気シーンも毎回盛り込まれており、『プレイガール』のようなセクシードラマも意識していたとされる[4]。第1話の青島幸男と応蘭芳をはじめとして、毎回多彩なゲストが出演するのも特徴である[4]。
本作品の企画案を書いたのは、当時円谷プロ企画室所属の田口成光であった[2]。円谷一の「スポンサーは資生堂一社、何かやりたいことはないか?」の一言に、田口は「ニューヨーク喜劇のようなものをやりたい」と答えた[2]。そこで祖師谷の喫茶店にて4時間ほどで書き上げたのが、『ああ独身』であった。もっとも、田口は主役がなべおさみであることを聞いて「彼ではニューヨーク喜劇にならない」と少々がっかりしたようである。完成品でのタイトルは、当時流行していた楽曲「夜明けのスキャット」がヒントになっている[3][4]。
特撮を主体としていないが、ワイプなどにはオプチカル・プリンターが活用されている[1]。
あらすじ
平凡なサラリーマン・村上貫一は、分不相応に豪華なマンションに住んでいるが、そのローン返済に四苦八苦していた。そこで、夜だけ部屋の鍵を貸す商売を始める。
キャスト
スタッフ
各話リスト
| 話数 | 脚本 | 監督 | ゲスト(マンションの客) | その他のゲスト |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 関沢新一 | 長谷部安春 | 青島幸男 應蘭芳 | 大泉滉 中村是好 |
| 第2話 | なし | 塚田茂 宝生あやこ Wけんじ | ||
| 第3話 | 長野洋 | 満田かずほ | 水森亜土 内藤陳 | 毒蝮三太夫 |
| 第4話 | 石松愛弘 | 米倉斉加年 市川和子 | 丘寵児 大村千吉 | |
| 第5話 | 長野洋 | 太田博之 石立鉄男 宮城千賀子 左卜全 | ||
| 第6話 | 石松愛弘 | 三遊亭歌奴 阿部京子 | ||
| 第7話 | 長野洋 | 青野暉 | なし | コロムビア・トップ・ライト 楠トシエ 砂川啓介 久里みのる |
| 第8話 | 真弓典正 | 満田かずほ | 柳家小さん 山本陽子 | 柳家小ゑん 小林生代子 牟田悌三 奥村公延 |
| 第9話 | 加恵雅子 原案・ミッキー安川 | 青野暉 | 悠木千帆 | 伴淳三郎 世志凡太 |
| 第10話 | 長野洋 | 鍛治昇 | なし | 沖山秀子 松本染升 春江ふかみ 原田力 |
| 第11話 | 石松愛弘 | 堺左千夫 | ナンセンストリオ 潮万太郎 関千恵子 |