玉勝間 From Wikipedia, the free encyclopedia 著者 本居宣長発行日 1795年(寛政7年)から1812年(文化9年)ジャンル 随筆国 日本『玉勝間』著者 本居宣長発行日 1795年(寛政7年)から1812年(文化9年)ジャンル 随筆国 日本言語 日本語形態 和装本 ウィキポータル 歴史 ウィキポータル 文学 [ ウィキデータ項目を編集 ]テンプレートを表示 玉勝間(たまがつま[注 1]/たまかつま[2])は、江戸時代に国学者の本居宣長が書いた随筆。1005段よりなる。 本書には宣長の生活・学問への傾注が記述されており、晩年の思想を知る上でも重要な書である[3]。 14巻で目録が1巻。1793年(寛政5年)より起稿し、1801年(享和元年)までの記事を載せ、推敲を重ねて完成した後、1795年(寛政7年)から1812年(文化9年)の間に、3巻ずつ刊行された[4]。文章はよく推敲された和文である[5]。書名は「捨てるには惜しい物を籠に集めておく」という意味で命名された[3][注 2]。各巻には植物に因む巻名と巻頭歌がある[5]。 内容 宣長が古典研究で得た知識を収録し、有職故実や語源の考証、談話・聞書抄録など多様の分野にわたる学問・思想についての見解を述べたもので、とりわけ契沖や賀茂真淵への言及、自己の学問形成、漢意への批判などが知られている[5]。いわゆる近世随筆と呼ばれるジャンルは、個人的な感想を述べる現代の随筆と違って考証や抜書が多く、自身の感想や意見を述べることは少ないが、本書はそれらが読み物としてバランス良く配列してある[3]。また「葬礼婚礼など、ことに田舎には古く面白き事多し」とあるなど、民俗的視点をも備えている。 注解刊行本 松井博信『玉勝間・鈴屋集抄』立川文明堂〈中等國文解釋叢書・第3篇〉、1932年 小林爲三郎『全譯玉勝間詳解:全』大修館書店、1934年 村岡典嗣校訂『玉勝間』上下、岩波書店〈岩波文庫〉、1934年 平木四三二『玉勝間抄精義』修文館、1942年 久曾神昇編『正解玉勝間』弘文社、1944年 田口庸一『玉勝間・源氏物語玉の小櫛要解』有精堂〈文法解明叢書34〉、1957年 大野晋・大久保正編『本居宣長全集1』筑摩書房、1968年 吉川幸次郎ほか校注『本居宣長』岩波書店〈日本思想大系40〉、1978年 神道大系編纂会『神道大系 論説編25:復古神道』(梅澤伊勢三・高橋美由紀校注)1982年 現代語訳 吉田健一訳「玉勝間」『新井白石・本居宣長』(杉浦明平ほか訳)河出書房新社〈日本の古典21〉、1972年 脚注 [脚注の使い方] 注釈 ↑ 草稿本の内題に、宣長の自筆で「玉賀都万」とある[1]。 ↑ 「たまがつま」の「たま」は接頭語で、目の細かい竹の籠を表す古語、あるいは竹籠の実と蓋が合うことから、「あへ」「あふ」「しま」「し」にかかる枕詞でもある[2]。 出典 ↑ “『玉勝間』って面白い本?”. 公益財団法人鈴屋遺蹟保存会 本居宣長記念館. 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。 1 2 『日本国語大辞典』精選版、小学館、2006年 1 2 3 本居宣長記念館 (2015), p. 106. ↑ 本居宣長記念館 (2018), pp. 14–19. 1 2 3 本居宣長記念館 (2001), pp. 50–51(杉戸清彬 「玉勝間」) 参考文献 本居宣長記念館 編『本居宣長事典』東京堂出版、2001年12月。ISBN 4-490-10571-1。 鈴屋遺蹟保存会本居宣長記念館 編『宣長の版本』本居宣長記念館、2015年1月。 鈴屋遺蹟保存会本居宣長記念館 編『本居宣長年表:(稿)』本居宣長記念館、2018年3月。 この項目は、日本の歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:日本/P:歴史/P:歴史学/PJ日本史)。表示編集 この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:文学/PJライトノベル)。項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。表示編集 Related Articles