王洙
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概要
金匱要略
張仲景は「傷寒と雑病の論」全16巻を著したが、北宋の時代になると「傷寒論」部分10巻が伝存するのみで、「雑病の論」の部分6巻分は散逸してしまい、1~2割が諸家の方書に引用されているにすぎない状態であった[2]。王洙は国家の図書館で虫損を受けた古書中に、「傷寒と雑病の論」をまとめた「金匱玉函要略方」を発見した[2]。そこで転写して数人の学識者に伝え、処方を使用してみたところ、効果は神のごとくであった[2]。「金匱玉函要略方」は、上巻は傷寒、中巻は雑病、下巻は下巻に処方と婦人病が記されていたが、林億らが校正し、上巻の傷寒部分はすでに「傷寒論」として校刊済みなので除き、中下巻の雑病、婦人病、および飲食禁忌までを全25篇、処方262方の3巻本に再編成し、書名は(王洙発見書の)旧称を踏襲して「金匱要略」とした[2][3]。