男性化 (生物学)
成人男性の特徴が生物学的に発現する事
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出生前男性化
出生前の段階では、会陰の閉鎖、陰嚢の菲薄化と皺(襞)形成、陰茎の成長、尿道溝が陰茎の先端まで閉鎖することを男性化という。
遺伝的女性の出生前の男性化と遺伝的男性の未男性化は、曖昧な性器や間性の状態の一般的な原因である。
過男性化
遺伝的に女性の胎児が出生前に男性化するのは、胎児の副腎で過剰な量のアンドロゲンが産生されたり、母親の血液中にアンドロゲンが存在したりする場合である。先天性副腎過形成症の最も深刻な形態では、遺伝的に女性の胎児が完全に男性化し、触知出来る精巣のない、一見して正常な男性の体格になる。より多くの場合、男性化は部分的であり、生殖器は曖昧である。
また、プロゲスチンによる男性化もあり得る。
低男性化
遺伝的男性が充分なアンドロゲンを産生出来ない場合や、体の組織がアンドロゲンに反応出来ない場合には、低男性化(Undervirilization)が起こる可能性がある。有意なアンドロゲンが産生されないか、体がアンドロゲンに全く反応しない場合には、完全な不妊症となる。どちらの場合も女性の体になる。部分的低男性化では、男性と女性の中間の曖昧な性器を生じる。最も軽度の症例では、陰茎が僅かに小さくなる。この様な症状は、アンドロゲン不応症、5α-還元酵素欠損症、先天性副腎過形成の一部などで発生する。
正常な男性化
小児の男性化
思春期または成人女性の男性化
女性の男性化は、陰核の肥大、筋力の増加、面皰、多毛、前髪の薄化、変声、無排卵による月経の乱れ、性欲の強さ、全体的に攻撃的な態度などとして現れる[5]。
女性の男性化の原因として考えられるものを、以下に挙げる。
- アンドロゲン産生腫瘍
- 卵胞莢膜増殖症
- 甲状腺機能低下症
- アナボリックステロイド暴露
- 21水酸化酵素欠損先天性副腎過形成(晩発性)
- 原発性アルドステロン症
脱男性化
脱男性化とは、男性化の反転を意味する。男性化の一部は可逆的である。脱男性化は、自然には加齢男性性腺機能低下症候群、病的には性腺機能低下症、人工的または医学的には抗アンドロゲン薬、エストロゲン薬、睾丸切除などによって起こる。男性化は身体の生理に影響を与えるが、一部の特徴(体毛、硬い顎のライン、肥大した喉仏など)は残る。
関連項目
注釈
- 卵巣腫瘍からもアンドロゲンが分泌される場合がある。