白井権八 (橋幸夫の曲)
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- 股旅物でない橋の時代歌謡で、作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正による楽曲である。
- ジャーナリスト出身の佐伯は古文・古典についても素養が深く、時代劇や時代物の作詞も得意とし[2]、以前に吉田正の作曲で、三浦洸一『弁天小僧』(1955年)でヒットさせ、前年の63年に橋の歌唱で『お嬢吉三』をヒットさせている。前者は歌舞伎の「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」通称「白浪五人男」)を素材とし、後者は同じく歌舞伎の「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」からとられている。
- 『お嬢吉三』のヒットで歌舞伎ものの続編が制作されることとなり、歌舞伎狂言の「浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなづま)」の白井権八をとりあげ、本楽曲が制作された。
- お嬢吉三が女装の盗賊、白井権八は辻切り浪人だが、佐伯・吉田は大時代的な感じを取り去って、さらりと、現代風に、ややコミックな感じに作りあげ」[3]、軽快なメロディーに乗せている。
- 楽曲は、男伊達で鳴らした白井権八とおいらん小紫との恋、そしてそしてその最後(比翼塚)を描いており、幡随院長兵衛が「お若えの、お待ちなせえやし」と問い、「待てとお止めなされしは、拙者がことでござるかな」と応える有名な台詞がそのまま生かされている。
- 64年のゴールデウィークには、橋は恒例の日劇橋幸夫ショーでは、舞台に豪華な紅格子の吉原青楼門前が再現され、かむろ二人に手を取られて若衆姿の橋が登場し、歌舞伎仕立てでこの楽曲を歌唱している[4]。
- c/wの『葵若衆』も佐伯、吉田の作品で、松平長七郎をとりあげている。