形象は曼荼羅に描かれたものと、現在一般的に見られる高崎観音などの立像の姿の2つの形に分けられる。日本の『胎蔵界曼荼羅』に描かれる白衣観音像は、1面2臂の像で蓮華座の上に座り、右手は与願印で、左手に蓮華を持つ形となっている。
現在、一般的に見られる立像の形式は、中国で成立したものとされ、1面2臂で頭から白い布をかぶり白い衣を着る姿につくられる。なお、白衣(びゃくえ)とは、僧が着る袈裟や法衣(糞掃衣)ではなく、在家の着る白い衣のことである。
このような図像は唐代の画家である呉道子や周昉が水月観音として描いたものが源流となり、高麗朝鮮、そして日本に伝播した[5]。