白馬会議
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白馬会議は、2008年に世界経済研究協会の主催により発足した民間主導の知的討論フォーラムであり、「西のダボス、東の白馬」を標榜する。 発足当初からダボス会議をモデルに、毎秋開催される年次会議として構想された。 世界経済や地政学、エネルギー、安全保障などをテーマに、参加者が個人資格で議論を交わし、それぞれの実践へとつなげることを重視している[1]。
参加者は組織を代表せず、各自の立場や専門知をもとに自由討議を行う形式である。プログラムには基調講演、全体討論、分科会、懇親会などが含まれ、討議の成果を共同声明や提言としてまとめることは行わず、「各自が持ち帰り、次の行動へ活かす」ことを理念としている[2]。
歴史
- 2008年 – 世界経済研究協会の主催により長野県白馬村で初回開催。「日本の針路を自ら考え、語り合う場」として創設。以後、年次開催を原則とする。
- 2009–2019年 – 毎年秋に開催。経済・安全保障・エネルギー政策などを主題に議論を重ね、運営主体は白馬会議運営委員会へ移行。
- 2020–2021年 – 新型コロナウイルス感染症の影響により現地開催を中止。
- 2022年 – 「コロナ後・ウクライナ後の日本の未来を問う」をテーマに現地再開。
- 2023年(第16回) – エネルギー政策や原子力の是非をめぐる討議を実施[3]。
- 2024年(第17回) – 「大統領選後の日米関係」をテーマに開催[4]。
- 2025年(第18回) – 「戦後80年、日本はこれから世界でどう生きてゆくのか」を主題に開催され、同年11月15日付の信濃毎日新聞は第18回が終了したと報じた[5]。
開催形式
主なテーマ
| 開催年 | 回次 | 主題 |
|---|---|---|
| 2022年 | 第15回 | コロナ後・ウクライナ後の日本の未来を問う |
| 2023年 | 第16回 | 理にかなうエネルギー選択 ― 原発をどうするか |
| 2024年 | 第17回 | 大統領選後の日米関係 |
| 2025年 | 第18回 | 戦後80年、日本はこれから世界でどう生きてゆくのか |
特徴
白馬会議の特徴は、学会的フォーマルな会議や政治的イベントとは異なり、参加者が自らの思考・経験を持ち寄って自由に議論する「知的個人の場」である点にある。
- 公的機関主導ではなく、民間有志による自主運営。
- 組織代表ではなく、個人資格での参加。
- 討議内容を声明として発表せず、参加者が行動に反映する。
- 各回のテーマは社会・経済・国際関係の変化に即して設定される。
これらの姿勢は、「知行合一(ちこうごういつ)」の理念に基づくものであり、参加者が翌年に「実践報告」として戻ってくるサイクルを特徴とする。