着衣のマハ
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『裸のマハ』が描かれた18世紀のスペインでは、宗教的、道徳的観点から裸の女性を描くことがタブー視されていた。しかし、『裸のマハ』は単なる女性の裸体画であるという以上に、実在する女性の陰毛が描かれた作品で、美術史上にスキャンダルを引き起こすこととなった[2]。
作品を所有していた、当時のスペインの首相マヌエル・デ・ゴドイは、自宅の玄関前に『裸のマハ』を展示し、それを隠すように前面に『着衣のマハ』を吊り下げていた。『着衣のマハ』は滑車式の吊り上げ機械を使って吊り下げられており、いつでも『裸のマハ』を公開できるようになっていた。
その後、1808年から1813年まで王立サン・フェルナンド美術アカデミーが所蔵していたが、1814年から1836年にかけての異端審問の間、隔離保管されることになった。その後、王立サン・フェルナンド美術アカデミーに返還され、1901年から現在に至るまで、プラド美術館で『裸のマハ』と並べて展示されている[3]。
