祈祷書 (正教会)
From Wikipedia, the free encyclopedia
正教会では祈祷に祈祷書を用い、定型の祈祷文を唱える。この祈祷文は祝文とも言われる。教会に伝承されてきた祈祷文を用いて祈る事で、何を祈ればいいのかを祈祷文が教えてくれるのであり、その中で祈りが成長していくとされる。また祈りには祈祷文を唱えたり聞いたりする事のみならず、献灯や、十字を画くこと、イコンを見る事なども含まれるが、そうした行為を通して、口をただ動かすのではなく、心からの祈りを持つようにしていく事が大事であるとされる[1]。
また、祈祷文の内容から、信徒は教理の理解を深める事が出来るとされる。聖イグナティイ・ブリャンチャニノフは、「定期的に教会に通って、祈りと詠歌に真剣に耳を傾ける正教徒なら"信仰(の分野)に必要なもの"を全て修得できる」と述べている。正教会の祈祷文は教理についての伝統的理解が豊富に含まれるものとなっており、同時に美を放っているとされる[2]。
→「奉神礼」も参照