私鉄沿線
野口五郎の楽曲
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概要
作詞を担当した山上路夫が、若い頃によく乗った郊外に向かう私鉄の沿線をイメージして作詞した曲である[2]。山上は東京出身であり、したがって野口の故郷を走る名鉄美濃町線のことではない。当初は、歌謡曲らしくないタイトルだ、という反対の声もあったが、発売後、野口はNHKのニュースで「私鉄沿線では...」と話すアナウンサーの声を聞き、曲が人々の生活に浸透したことを実感したという[3]。発売から50年以上経った現在も野口の代表曲の一つとされ、自身のコンサートや懐メロの歌謡番組などで同曲を披露することが多い。
作曲の担当は、1974年の「愛ふたたび」に引き続き、野口五郎の実兄・佐藤寛である[3]。佐藤は、野口が前年に発表した「甘い生活」がオリコンチャート1位になったことがプレッシャーとなり、本曲発表後、十二指腸潰瘍で入院した[3]。
第17回日本レコード大賞・歌唱賞[4]、第6回日本歌謡大賞・放送音楽賞、第8回日本有線大賞・グランプリを受賞した。野口はこの曲で『第26回NHK紅白歌合戦』(4度目)に出場し、前年に続いて新御三家がそろい踏みとなった[5]。累計売上は120万枚[6]とミリオンセラーを記録した。
日本テレビ系列のバラエティー番組『秘密のケンミンSHOW』のコーナー「辞令は突然に…」(岐阜県・前編)の本編開始時の冒頭BGMでこの曲が使用された。
2019年5月、翌年の野口のデビュー50周年を記念して旧名鉄美濃町線美濃駅(1999年廃止、駅舎は保存)前にこの曲の歌碑が建てられた[7]。野口が愛用しているギターも同じ石に彫られている。