秋丸次朗
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秋丸機関
経済学者(有沢広巳、中山伊知郎ら)を動員し、日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・ソ連などの経済力・工業力・資源力を統計的に比較。また、当時ニューヨークに派遣されていた陸軍主計大佐の新庄健吉の調査とも合わせた結果、主な結論は以下の通りとなった。
- 日本が英米と戦争をする場合、経済戦力比はおおむね「1:20」程度
- 開戦後2年間は備蓄で抗戦可能だが、その後は格差が拡大し持久戦は困難
この報告は当時の軍上層部に受け入れられず、開戦への流れを止めることはできなかった。秋丸自身は晩年(81歳時)に「軍部は開戦不可避と考えており、消極的平和論には耳を貸さなかった」と回想している[1][4]。
戦後、一部で「報告書は全て焼却された」との通説があったが、近年、東京大学をはじめとする複数の機関で資料が確認されており、「幻の報告書」説は修正されつつある[3]。