竹内洪
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八人兄弟の末っ子。 父親は陶芸 作家 蘭山、母親が茶道家で、兄弟は陶芸家や建築家である。出生は東京都 現世田谷区である。幼少期、岐阜県 多治見市に家族転居し、陶工業の急須発送を手伝う兄の発案で急須の注ぎ口にビニールがつけられるようになる。母親に茶道の手ほどきを受ける。時代は、陶器、磁器、クリスタルガラスの研究、戦中から戦後の頃である。大量生産技術から美術品まで生まれる時代、陶芸、ガラス、絵、建築は身近なものであった。 イタリアのガラス工場で、サンドブラスト用に長年研究していた複層の被せガラスの技法を、世界で初めて成功させた。その後、多層外被せガラスを自ら吹製(すいせい)し、1978年ドイツにて精緻なサンドブラストのガラス工芸品を世界に発表。日本の原風景や動植物の生態を研究し、忠実に彫刻することを作風としている。

経歴
陶器、日本画、写真、建築、デザインを学び、大阪の大手ガラス会社カメイガラス株式会社にグラフィックデザイナー(ビジュアルデザイン)として入社。その後、インダストリアルデザインに変更し、多ジャンルにわたり活動する。その傍ら、サントリー、資生堂など多くのデザインを手がけ、資生堂では梅田東映会館、阪急十八番街の資生堂美容室で、フェイシャル、ボディー、ヘアーのデザインやデッサンを指導。カメイガラス株式会社退社後、ガラス工芸作家として活動。後継者育成のため、門戸を開き国内外に技法を指導し多くの門下生を世に輩出。
竹内洪がサラリーマン時代にサンドブラストガラス工芸の開発をはじめて30余年、日本国内でサンドブラストに関わる人口は20万人とも30万人とも言われている。竹内洪の門下生を始め、孫弟子や曾孫弟子など多くのサンドブラスト作家が日展や伝統工芸の一翼を担うようになった。
受賞歴
- 1978年 ドイツにて 世界初のサンドブラスト細密彫刻を発表。
- 1978年 世界クラフト会議 ディレクター(PD・JPN)就任。[1]
- 1982年 ドイツにてサンドブラスト精密彫刻「菖蒲」「松籟」「薊」十数点を発表
- 1983年 カンヌ国際芸術展 大賞受賞。N.Y.SOHO大賞受賞。
- 1989年 フランス SergeMarijisse賞受賞。
- 1989年 ニューヨークSOHO N.Y.SOHO大賞受賞
- 1996年 大阪府工芸功労賞。 Middlesbrought美術館大賞受賞。
- 2003年 大阪環境賞個人部門受賞「生態系の啓蒙ー自然生態系の回帰・芸術の森―緑の回廊」
- 2004年 大阪環境賞個人部門受賞
- 2024年 憲法記念日知事褒賞受賞
招待出展、特別展示
- 1974年 神奈川県立鎌倉近代美術館「ガラスの美」展
- 1978年 世界クラフト会議ディレクター
- 1978年 東京国立近代美術館招待出品
- 1978年 京都国立近代美術館招待出品
- 1980年 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館招待出品。
- 2003年 IWGドイツ国際ガラス展 世界巨匠展招待出品
- 2004年 IWGドイツ国際ガラス展 招待出品。
- 2014年 IWGドイツ国際ガラス展 世界巨匠展招待出品
- 2018年 IWGドイツ国際ガラス展 詫び寂びの世界招待出品
- 2018年 平安神宮額殿 国際交流総合展
- 2020年 日本ガラス工芸協会「創立50年記念」
- 2020年 岡山、姫路、石川能登島ガラス美術館
- 2021年 KYOLDART FESTIVAL Visual Arts International Exchange & Exhibition
- 2022年 京都芸術祭 国際交流総合展
- 2023年 大阪工芸協会展