笹川吉晴
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評論家デビューの契機となったのは、専修大学の先輩にあたる文芸評論家の縄田一男が、卒業論文として提出された「<人間性>の否定」(作家友成純一論)を読んで「随分変わった学生がいる」と注目したことによる。また、大学時代のゼミ同期生には作家・フリー編集者の日下三蔵がいる。
専門分野は現代日本文学で、中でもクトゥルフ神話系作品をはじめとするホラー系文学作品の評論において第一人者であるが、それだけに止まらず、マニアックなものから一般的なものまでの映像作品や格闘技文化などへの造詣も深い。興味対象は、ホラー以外に、時代小説、プロレス、サイエンス・フィクション、ミステリーなど幅広い分野に及ぶ。これまで多数手掛けている文庫解説の仕事が、現在までの評論活動のメインになるが、いずれもそれぞれの作品の背景となる社会や文化に深く鋭く突っ込んだ叙述が特色であり、また、弱者、暴力、恐怖といったものへの独特の共感を含んだ視点も特徴的である。
日本推理作家協会・探偵小説研究会会員[1]、本格ミステリ作家クラブの元会員[3]。国書文芸カレッジ(国書刊行会主催のカルチャースクール)講師。北海道新聞、『S-Fマガジン』、『週刊アスキー』にて書評を連載。