笹野一刀彫 From Wikipedia, the free encyclopedia 笹野一刀彫(ささのいっとうぼり)は、山形県米沢市に伝わる木彫工芸品。 笹野一刀彫の『お鷹ポッポ』 概要 コシアブラの丸木を、サルキリと呼ばれる刃物で削って簡単な彩色を施したもので、米沢市笹野地区の農民によって伝統的に製作されてきた。代表的な題材は「お鷹ポッポ」と呼ばれる鷹の彫物で、この他に「鶏」(1969年年賀切手図案[1])や「もちつきウサギ」、「蘇民将来」、「恵比寿・大黒」、「笠かむり農婦」、「カメ」、「せきれい」などがある[2]。 歴史 地元の伝承では、806年(大同元年)開基とされる笹野観音堂の創建当時から火伏せのお守り・縁起物として伝わり、1000年以上の伝統があるとされている[3]。 近世後期には、米沢藩主の上杉鷹山による産業振興策の一環で、農民の冬季の副業として笹野彫が奨励され、その伝統が現在まで続いた結果、少数の工人と共に農家の副業として製作されている[3]。 製作者 1971年、笹野地区の他に、簗沢、高畠町の工人約130名が笹野彫協同組合を結成した。以降、製作者は減少傾向にあり、2005年頃には35名にまで減っている[3]。同組合は「笹野彫」(登録番号4488182)、「笹野一刀彫」(登録番号4488183)の団体商標権利者[4][5]となっている。 著名な工人として、1895年生まれの情野辰蔵がおり、1973年には県から齋藤茂吉文化賞(第19回)を受けている[6]。これに次ぐ世代としては、1924年生まれの加藤孝吉が、伝統工芸の職人としてしばしば取り上げられる[7][8]。 笹野民芸館 笹野一刀彫を中心とした、米沢の伝統工芸振興のために開設された。笹野彫協同組合が運営[9]している。 民芸品・木工品等の陳列販売の他、土日には笹野一刀彫の作業風景を見学することもできる。また、お鷹ぽっぽの絵付け体験教室もある[10](要予約[9])。 経済産業省東北経済産業局の広域観光圏整備計画においては、笹野一刀彫と笹野民芸館は「米沢地区(山形県)を中心とする産業観光のテーマ例 - 上杉米沢藩の伝統を受け継ぐ伝統と歴史的工芸等の産業資源[11]」と位置づけられている。 出典 [脚注の使い方] [1]年賀切手(お年玉切手シート)の歴代一覧表 1969年昭和44年・年賀切手(お年玉切手シート) [2]米沢観光物産協会 米沢の伝統工芸 笹野一刀彫り [3]置賜総合支庁ニュース第25号 酉年を迎え、さらなる飛躍を 笹野彫協同組合 組合長 高橋力雄 - 2005年1月1日 [4]特許庁 第3条第2項に基づく登録例 [5]特許庁 特許庁における商標法第3条第2項の運用 [6]山形県 齋藤茂吉文化賞 [7]「市政」1998-10, 47, 10, (通号 555)『日本の職人(22)笹野一刀彫 加藤孝吉さん』 全国市長会編 - 1998年10月 [8]出光東北支店 「東北キラリ人」『素朴な「笹野一刀彫」の伝統を受け継ぐキラリ“伝”人』 - 2007年11月15日 [9]山形県ふるさと工芸品 笹野彫 [10]米沢観光Navi 体験情報(伝統工芸・工芸) [11]東北経済産業局 東北地域における都市間連携による広域観光圏整備計画調査(経済産業省)報告書概要版 - 2002年7月26日 関連項目 米沢市 郷土玩具 上杉治憲(上杉鷹山) 笹野観音堂 一刀彫(奈良彫) 外部リンク 山形県ホームページ 山形県ふるさと工芸品 笹野彫 - 代表的な題材の作品が紹介されている。 笹野観音 フォトギャラリー 笹野民芸館 - 鷹の製作工程等が紹介されている。 いとおかし * 玩具菓子 笹野一刀彫 古代ぽっぽ - 個人所蔵品だが古い時代の笹野一刀彫の写真が掲載されている。 置賜文化フォーラム アートなプチ旅 ①米沢市・川西町編 - JR米沢駅前に1992年に設置された、お鷹ポッポをデザインに採り入れたモニュメント“活力と創造と愛の21世紀都市・米沢をめざして”が紹介されている。この項目は、日本の文化に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 日本・ウィキプロジェクト 日本文化)。表示編集この項目は、山形県に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:日本の都道府県/山形県)。表示編集 Related Articles~TimelinesTop QsFact Checks