系統ブラケッティング法

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系統ブラケッティング法により、パラキクロトサウルス(上)とマストドンサウルス(下)を参考に復元されたステノトサウルス英語版(中央)

系統ブラケッティング法(けいとうブラケッティングほう)は、化石種形質を推測するために用いられる、生物学における推論の手法[1]。軟体部の形態形質[2]、あるいは生理形質や行動形質など、化石として残りにくい情報を得る手がかりとして用いられる[1]

系統ブラケッティング法では、対象となる化石分類群を系統樹上で一括りにする(ブラケットする)2つの分類群が必要となる[2]。例えば形質を知りたい化石分類群が恐竜であれば、恐竜から派生した鳥類とさらにそれ以前に恐竜と枝分かれしたワニが恐竜を系統樹上で挟み込んでいる[1]アンモナイトが対象であれば、より基盤的な頭足類であるオウムガイと、より派生的なイカが利用可能である[2]。こうした両端の分類群に共通する形質は、挟み込まれた化石分類群も共通して持つことが期待される[2]。これにより、恐竜の視覚がワニや鳥類と同様に発達していること[1]、またアンモナイトがオウムガイの幼体やイカのように10本のを持つこと[2]など、化石証拠からは直接得られにくい情報を推測することが可能となる。

系統ブラケッティングに用いる分類群は、3分類群間での類縁関係が確実なものである必要性がある[1]。また、両端の分類群の間で形質が共通していない場合、対象となる化石分類群の形質の情報は系統ブラケッティング法を用いても得られない[1]

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