紀州備長炭
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江戸時代の元禄年間(1688年 - 1704年)に紀伊国の炭問屋であった備中屋長左衛門がその名の由来となっている[2]。
強く安定した火力を長時間維持できることが特長である[1]。また、素材の生臭さを消し、汁が落ちても火の粉が散りにくい性質もある[2]。そのため、炭火焼を売り物にする料理屋(鰻屋、焼き鳥屋)などで重宝される。
紀州備長炭の規格は、樹種では馬目(ウバメガシを原料とする品質の良いもの)、備長(ウバメガシを除くカシ類を原木とする品質の良いもの)、樫(カシ類を原木とする品質がやや劣るもの)に分けられる[1]。また、太さや長さで、細丸、小丸、上小丸、中丸、半丸、割、荒に分けられる[1]。形状により燃焼の特性に違いがあり、小丸は比較的強い火力が安定して続く、半丸は緩やかな火力が持続する、荒(馬目上)は比較的着火しやすく短時間で勢いよく燃えるといった特徴がある[1]。
和歌山県は、紀州備長炭製炭技術を1974年(昭和49年)4月9日に和歌山県無形民俗文化財に指定した[3]。さらに2006年(平成18年)11月には「紀州備長炭」が地域団体商標に登録された[1]。
