綱島古墳
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須恵器 甕
横浜市歴史博物館展示。横浜市北部に広がる下末吉台地から切り離され、鶴見川の沖積地内に位置する独立丘、通称「綱島台」の上部に所在する。当丘陵は、南西向きに開口する馬蹄形を呈し、周辺平野部との比高差は約26メートルを測る。上部は一部宅地化されているが自然林を多く残し、綱島公園として整備されている。綱島古墳は丘陵南東部の稜線上に位置し、墳頂部の標高は34.76メートルを測る[1]。
綱島公園再整備事業に伴い、埋蔵文化財としての古墳の保護、および史跡指定に向けた詳細把握を目的として、横浜市教育委員会により1989年(平成元年)に発掘調査が行われた。その結果、墳丘裾部より円筒埴輪のほか、須恵器甕、土師器坩などが出土した。遺物の年代から築造年代は5世紀末と推定される。また墳頂部では墓壙の掘り込みらしき平面プランとともに、直刀、刀子が出土し、その配置状況から、埋葬施設は北東方向に主軸を取る木棺直葬と推定された[1]。これらの出土遺物は横浜市歴史博物館に所蔵されている。
鶴見川流域に残る数少ない古墳として、古墳域は1989年(平成元年)に横浜市指定史跡に指定されている。
