綸言汗の如し
中国歴史上の格言
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概要
古来、皇帝など国家の支配者の発言は神聖であり絶対無謬性を有するとされ、臣下が疑念や異議を差し挟むことは不敬とされた。
このため、一旦皇帝から発せられた言葉は仮に誤りがあっても、それを訂正することは皇帝が自らの絶対無誤謬性を否定することになり、皇帝の権威を貶めてしまうためタブーとされた。
このため、「綸言汗の如し」(皇帝の発言は、かいてしまった汗のように体に戻すことができない)という古典典籍の言葉を引用、格言として軽率な発言やその訂正を戒めた。
この慣例は発言のみならず文書にも適用され、清の乾隆帝が先に入手した黄公望の「富春山居図」模本に賛を記入してしまったため、後に入手した真本に賛を入れることができなかったという故事が残されている。
日本での受容
拡大解釈
現在では、この格言の対象は中国の皇帝に限らず、政治家、軍の指揮官、企業や公的機関の管理職など、責任ある立場の人物が発言する際従うべき模範として使用されている。