英語やドイツ語などの言語では、狭母音により狭く端よりの/i u/と、より広く中舌よりの/ɪ ʊ/を区別するが、前者を「はり母音」、後者を「ゆるみ母音」と呼ぶことがある。
弁別的素性としての緊張音の考えでは、緊張音ではより長い持続時間・大きな音のエネルギーで特徴づけられ、母音ではフォルマントの中性位置からのずれがより大きくなると考える[1]。
しかし、はり母音・ゆるみ母音という考え方についてはキャットフォードやラディフォギッドらの批判がある[3]。音声学では通常「はり・ゆるみ」という用語を使用せず、母音を高さと前後によって記述する。