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縫線

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人体解剖学における縫線Raphe[1]とは、胚発生中に主に左右の組織が正中線上で融合した構造を指す。頭部と下腹部に見られる。

頭部

口蓋縫線(Palatine raphe[2]
上顎の硬口蓋を切歯乳頭から口蓋垂へ向かって走る粘膜の隆起線[3]
咽頭縫線(Pharyngeal raphe[4]
幾つかの咽頭収縮筋(下咽頭収縮筋の甲状咽頭部、中咽頭収縮筋、上咽頭収縮筋)の後方付着部として機能する咽頭後壁中央の縫線
翼突下顎縫線(Pterygomandibular raphe[4]
下顎骨の内側に接する、内側翼突筋顎舌骨筋を繋ぐ結合組織[5]
顎舌骨筋縫線(Mylohyoid raphe)[注釈 1][8]
顎舌骨筋の中央部に見られる、下顎骨オトガイ棘から舌骨に向かって走っている線維性の構造[8]
外側眼瞼縫線(Lateral palpebral raphe[9]
上下の眼瞼の外端が合流する部分にある結節状構造(正中線上ではない)

下腹部

女性では会陰縫線のみが見られる。男性では会陰縫線から陰茎縫線までが連続している。

会陰縫線(Perineal raphe[10]
肛門から生殖器にかけて正中線を走る皮膚の隆起
陰嚢縫線(Raphe of scrotum[11]
陰嚢の中央を走る皮膚隆起
陰茎縫線(Raphe of penis[12]
陰茎の背面(尿道側)を亀頭直下まで走る皮膚隆起
肛門尾骨縫線[13]/肛門挙筋縫線[14]Anococcygeal raphe[注釈 2]
左右の腸骨尾骨筋の終着部[14](外見からは見えない)

関連項目

  • 縫線核(Raphe nuclei)― 延髄、橋、中脳の正中線付近に位置する神経細胞群の総称
  • 黒線(Linea nigra)― 妊娠中の女性や前立腺疾患を有する男性に見られる腹部正中線上の色素沈着
  • 白線(Linea alba)― 左右の腹直筋を分ける正中線上の線(外見からは見えない)

脚注

参考文献

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