羊飼いの礼拝 (ムリーリョ)

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製作年1650年ごろ
寸法187 cm × 228 cm (74 in × 90 in)
『羊飼いの礼拝』
スペイン語: Adoración de los pastores
英語: Adoration of the Shepherds
作者バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
製作年1650年ごろ
種類キャンバス上に油彩
寸法187 cm × 228 cm (74 in × 90 in)
所蔵プラド美術館マドリード

 

羊飼いの礼拝』(ひつじかいのれいはい、西: Adoración de los pastores, : Adoration of the Shepherds)は、スペインバロック絵画の巨匠バルトロメ・エステバン・ムリーリョが1650年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。1764年にカルロス3世により購入されてスペイン王室のコレクションに入り[1]、現在、マドリードプラド美術館に所蔵されている[1][2]。なお、ムリーリョは、後年の1668年ごろに別の『羊飼いの礼拝』(ウォレス・コレクションロンドン) も制作した[3]

新約聖書』中の「ルカによる福音書」 (2章8-21) によれば、イエス・キリストが生まれた直後、ベツレヘムの地方で羊飼いたちが夜間に野宿をしながら羊の番をしていたところ、主の御使いである天使が現れ、彼らにイエス・キリストの誕生を伝えた[4]。光と天使の導きによりイエスのもとにやってきた[5]羊飼いたちはやがて、言われたとおり「幼子が布にくるまって飼葉桶の中に寝かしてあるのを」見たという[4]

作品

ムリーリョ『羊飼いの礼拝』 (1668年ごろ)、ウォレス・コレクションロンドン

ムリーリョは17世紀の多くのスペインの画家同様、ホセ・デ・リベーラの影響を受けた[1]。リベーラはイタリアナポリで制作したが、彼の作品はスペインの美術コレクションに豊富にあったからである。本作はリベーラの影響が最も顕著なムリーリョの作品の1つで、その影響は全体の構図、本質的にキアロスクーロによる照明、そして庶民的な人物像に現れている[1]。しかしながら、本作は、まさにムリーリョ的な特質にも事欠かず、人物造形の一般的な柔らかさ、そして彼のほかの作品にも登場する人物像などが見て取れる。幼子イエスの世話をする聖母マリアや、イエスに卵を差し出す老女などがそれにあたる[1]

やや高い視点により、鑑賞者は、この場面にちょうどやってきたような印象を持つ。そうした親近感、直接的な感覚は対抗宗教改革時代のバロック絵画の目標とするものであった[2]

脚注

参考文献

外部リンク

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