翔んだタックル大旋風
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インディーズ映画界で大きな話題を呼んだ『野球どアホウ未亡人』小野峻志監督による初の商業映画として2025年12月に公開。映画キャッチコピーは「マジでタックル5秒前」[2]。「『令和で一番くだらない映画』を超越する」。

内容は「大学のアメリカンフットボール部を舞台にしたスポ根ラブコメに、殺人タックルによる惨殺事件が発生するというホラー要素を盛り込んだ」とされており[3]、監督自身は映画のジャンルを「ホラー映画」としている(キャストへはホラー作だと説明していた[4])。また当初は『悪魔のいけにえ』のようなモンスター映画にする予定だったと述べている[5]。また監督は映画内容を「時速185kmで壁に衝突していくような映画」とも例えている[5]。
正式な初公開日は、2025年12月26日(テアトル新宿)だが、11月23日には東京・多摩市で開催される第35回映画祭TAMA CINEMA FORUMでプレビュー上映され、12月11日には舞台挨拶付き完成披露上映会が行われた[6]。
あらすじ
2年前、自分をストーカーから救ってくれた大学生・吉岡への想いを募らせていた秋子は、彼を追って日ノ丸大学に入学する。親友・百合子の協力もあり、吉岡が所属するアメリカンフットボール部「ケルベロス」にマネージャーとして潜り込むことに成功した。
しかし、かつての輝かしいチームは変貌していた。顧問である澤田監督の過激な勝利至上主義により、チームは試合中に危険プレイを連発。その制裁として、現在は試合出場停止処分を受けていた。さらに、一人練習を続ける主将の平山から、憧れの吉岡はすでに「試合中の事故で死んだ」という絶望的な事実を突きつけられる。
最愛の人の死に直面し、一度は絶望に沈んだ秋子だったが、やがて一念発起。吉岡の遺志を継ぐかのように、自らアメフト選手になることを決意する。彼女は平山を練習相手に指名し、過酷なタックル練習に身を投じていく。
その裏で、城西署の刑事・沙織はチームの身辺調査を開始していた。捜査線上に浮かび上がったのは、"殺人タックル"を武器にしていた元部員・佐々木の存在。彼が関わっているとされる、アメフト部の血塗られた「重大な秘密」を知ってしまう。
登場人物
- 間宮秋子
- 演 - 吉田伶香
- 仇を討つため、日ノ丸大学アメフト部に入ることになる女生徒。最初はマネージャーであったが、のちに選手に転向する。
- 演じた吉田は脚本を読んだ時点では意味が分からなかったが、段取りの段階で監督の小野がすべての役者の動きを身振り手尻を交えて実演してくれたため、イメージができ[6]、「なんとか見れる形にはなったかな」と述べている[7]。
- 平山幸一
- 演 - 平野宏周
- 日ノ丸大学アメフト部主将。
- 演じた平山は演者の中では唯一のアメフト経験者[6]。初日は現場入りすると吉田伶香がタックルの練習をしており、平野も練習として受けていたが、実はカメラが回っておりこのカットも劇中使用されている[7]。
- 三輪百合子
- 演 - 夏海
- カメラが趣味の秋子の親友。
- 演じた夏海は「普段の撮影現場では役者はいかに自然体で役に入れるかが評価される点なんですけど、監督の場合はいかにヘンテコで、どう面白くカメラに映るかが重要」と[6]。
- 吉岡健太郎
- 演 - 金子隼也
- 日の丸大学アメフト部選手。秋子から思いを寄せられていたが、試合中の事故で死亡する。
- 野村沙織
- 演 - 森山みつき
- 城西署の刑事。
- 前作では導かれる役だったことから、本作では「主人公を教え導く側」を担ってもらおうと、監督の小野は役者ありきでの当て書きだったと述べている[5]。キャラクターとして「ダーティハリーのイメージ」[5]。しかし森山は役柄を「全てを見通していそうで実は何も見通せてなくて翻弄しかされてない役」だったと述べている[5]。
- 警備員
- 演 - 藤田健彦
- 日ノ丸大学のおもに夜間警備をする警備員。各種報道では役名は「地獄の警備員」とも呼称されている[5]。
- 盛山と同じく前作からの役者起用。当初、森山演じる刑事の上司(先輩刑事)として構想されていたが、脚本変更により警備員役となった[5]。監督の小野が「特撮モノあるある」をやりたかったことにより設定された[5]。
- 佐々木利彦
- 演 - 水石亜飛夢
- 元アメフト部部員。
- 澤田大蔵
- 演 - 佐野史郎
- 日ノ丸大学アメフト部監督。殺人タックルを選手に指示する。エゴ丸出しで保身を第一に考え世渡りをする[8]。
スタッフ
- 監督・脚本:小野峻志
- プロデューサー:長田安正、くれい響
- ラインプロデューサー:櫻井信太郎
- 撮影:齊藤凌平
- 照明:及川凱世
- 照明:及川凱世
- 録音:渡邉直人
- スタイリスト:山川恵未
- ヘアメイク:染谷昌吾
- 音楽:一本杉洸紀
- 助監督:八木涼花
- キャスティングプロデューサー:菅谷英一(菅谷・みにい・EIKI)
- 制作担当:清水里紗
- 製作:BBB
- 制作:UE
- 配給:ユナイテッドエンタテインメント
- 協力:カブ研究会