老虎灘
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伝説
昔々のある日、海の北側にある漁村に黒い色をした1匹のトラがやってきた。どこからともなくやってきたこのトラは、凶暴なこと甚だしく、村人のほとんどがやられてしまった。村に住む石槽という青年がなんとかしようとしていたが、名案が思いつかない。そのまま、海辺まで来たその時、遠くの方から若い女性の「助けて!」と叫ぶ声が聞こえてきた。無我夢中で声のする方へ行ってみると、やはりあの黒虎だった。怒りに任せ、持っていた弓を放つと、黒虎はどうと一声揚げて倒れてしまった。
起き上がった女性が石槽に感謝の言葉を述べた。彼女は東海龍宮の龍女だという。さらに、このトラは普通のトラではなく、黒虎星から凡りてきた黒虎で、南海龍宮の鎮妖宝剣でないと倒すことができないのだと言う。その宝剣を東海宮龍女に取って来てもらい、ようやく黒虎を退治することができたが、丸一日続いた激しい戦いのため、石槽も血を吐いて倒れ、そのまま死んでしまった。その事から、この海辺を老虎灘といい、南に位置する山を石槽山と言うようになった。

