胎盤停滞

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胎盤停滞(たいばんていたい、: retained placenta)とは、胎子娩出後、胎子胎盤が母胎盤から剥離しないで子宮内に残存し、一定時間内に排出されない状態である。遺残胎盤とも言う。

ウシでよく見られるが、ヒトでも起こることがあり、分娩後異常出血の原因となり得ることが知られている。掻爬術英語版子宮動脈塞栓術(UAE)に加え、メトトレキサートの投与によるS-hCG値の陰転化後、子宮鏡下での遺残組織の摘出術が行われる[1]

ウシにおいて多発し、乳牛における発生率は7%から15%とされる。ウシでは通常、胎子娩出後3時間から8時間で排出されるが、12時間以上経過しても排出されない場合を胎盤停滞という。一般に泌乳量の多いウシ、乾乳期に過肥のウシ、運動不足のウシで発生が多いものの、胎盤停滞の明確な原因は明らかにされていない。地域によってはセレンビタミンEの欠乏が関与することもある。治療法として自然排出を待ち、排出後に抗生物質を投与する方法、胎盤の用手剥離、胎盤の軽度の牽引、オキシトシンエストロゲンなどの子宮収縮作用を有する薬剤の投与などがある。

参考文献

出典

関連項目

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