臨時台湾鉄道隊
From Wikipedia, the free encyclopedia
臨時台湾鉄道隊は、1895年8月25日に日本の陸軍大臣が発布した「臨時鉄道隊勤務令」に基づいて設立されたもので[2]:201、隊長は山根武亮であった[1]。山根は9月17日に台湾に到着し、台湾総督府民政局逓信部鉄道課を継承してこれ解散し、これまで鉄道を担当していた台湾鉄道線区司令部は9月24日に廃止された[1][2]:197。山根隊長は当初、台北駅近くの民家に本部を構えていたが[注 1]、11月28日に北門街の新事務所に移転した[2]:202。
臨時台湾鉄道隊は設立後、軍事輸送業務を担当し、基隆-台北区間の改築、新竹以南延伸事業と縦貫線の調査業務を担い、1896年7月5日には、軍事輸送に支障を来さない前提で、一般人にも鉄道の使用が認められた[2]:202。
台湾縦貫鉄道の建設は、1896年に設立された台湾鉄道会社が行うものとされていたため、臨時台湾鉄道隊は1897年3月31日に活動を停止し、1897年4月1日に台湾総督府民政局通信部臨時鉄道掛に引き渡された[1][2]:203[3]。4月22日の引き渡しの翌日、山根隊長は東京に向けて台湾を出発し、臨時台湾鉄道隊は1897年9月末に正式に解散した[2]:203。