自民党の統一教会汚染
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| 自民党の統一教会汚染 | ||
|---|---|---|
| 著者 | 鈴木エイト[1] | |
| 発行日 |
2022年9月26日(第1巻)[1] 2023年5月26日(第2巻)[2] | |
| 発行元 | 小学館[1] | |
| ジャンル | ノンフィクション(政治・宗教問題) | |
| 国 | 日本 | |
| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 単行本 | |
| ページ数 | 322頁(第1巻)/226頁(第2巻)[1][2] | |
| 受賞 |
2023年度(第66回)日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞:JCJ大賞(シリーズ)[3] 2023年度(第23回)石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞:草の根民主主義部門 大賞(第1巻)[4] | |
| コード | ISBN 978-4-09-380123-2(第1巻)/ISBN 978-4-09-380127-0(第2巻) | |
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『自民党の統一教会汚染』(じみんとうのとういつきょうかいおせん)は、ジャーナリストの鈴木エイトによる、自由民主党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題を扱ったノンフィクション書籍シリーズである[5][6]。第1巻『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』は2022年9月26日、第2巻『自民党の統一教会汚染2 ○○○○からの伝言』は2023年5月26日に、いずれも小学館から刊行された[1][2]。第1巻は鈴木エイトの初の単著である[3][7]。シリーズは2023年度(第66回)JCJ賞のJCJ大賞を受賞した[3][8]。
第1巻は安倍晋三銃撃事件から約2ヶ月後に緊急出版された書籍であり、2013年以降の自民党所属国会議員(閣僚を含む)や秘書、教団関係者への取材を中心に、自民党と旧統一教会の関係を扱っている[3]。巻末には、旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人の名簿が付録として収録されている[5][9]。
著者は2002年から旧統一教会問題に取り組み、2013年以降の取材を軸に自民党と旧統一教会をめぐる関係を記述した[3][10]。旧統一教会の政治戦略が転換した2000年代後半以降に焦点を当て、自民党との連携がいかに構築されたかを扱う[11]。
本書は、旧統一教会が組織防衛のため政治家対策を強化し、文鮮明死後も政界工作を行い、その見返りとして政権側が教団の体制維持に関与する共存共栄関係が形成されたとする[12]。中心人物として安倍晋三を挙げ、菅義偉が補佐したとする[12]。2016年に旧統一教会が世界各地に議員連合組織を創設し、その創設大会に閣僚を含む63人の国会議員が出席したことを、著者が取材で把握した旨を記す[12]。旧統一教会を世界7カ国で国教化する構想にも触れている[12]。
さらに冷戦終結後に反共産主義の訴求力が低下したことを踏まえ、旧統一教会が文化共産主義を掲げて男女共同参画やLGBTは共産主義の一種として標的化したとする[13]。男女共同参画基本法の見直し論議が行われた2000年代前半に、旧統一教会側が性の多様性に関する意見書提出などを通じて法整備に働きかけたとし、教団と安倍晋三や山谷えり子のつながりに触れている[13]。
第2巻は事件後の経過を扱い、著者と事件の被告とのSNS上の接点に言及するほか、対談なども収録し、統一教会問題と事件の背景を複数の視点から取り上げている[3]。
刊行後
第1巻は『ZAITEN』2023年1月号のインタビューで、7万5000部のベストセラーになっていると紹介された[10]。同インタビューで鈴木は、事件以前に出版社へ企画を持ち込んだが通らず、事件後に小学館から刊行が決まった経緯を述べた[10]。読売テレビの取材では、安倍晋三銃撃事件の被告の弁護人に第1巻を渡して拘置所への差し入れを依頼したが、被告はすでに購入していたようだと述べた[14]。
巻末付録として「旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人」の名簿を収録している[5][9]。NEWSポストセブンは、この名簿を3000日以上の取材の成果として紹介し、政治側への追及材料になるとした[15]。
JCJ賞の贈賞式では、プレゼンターの鈴木耕(選考委員)が、鈴木が長年にわたりほぼ個人で旧統一教会を追及してきたことに加え、取材結果をさまざまなメディアに提供している点を挙げた[3][16]。また、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の贈呈式で、選考委員代表の吉岡忍は講評で、取材で得た情報を一人占めしない点などに言及した[17]。
鈴木はインタビューで、独自取材で得た情報をテレビや雑誌に提供していることや、各メディアの取材結果と組み合わさることで全体像が明らかになることへの期待を述べた[9]。また、カルト問題への関心が高まりにくいことから、読み物としての面白さを意識している旨や、脱会者から肯定的な反応が寄せられたことにも触れている[9]。
受賞
- 2023年度(第66回)日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞:JCJ大賞(第1巻・第2巻)[3][8]。
- 2023年度(第23回)石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞:草の根民主主義部門 大賞(第1巻)[18][19]