自然七度
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 転回形 | 七の長二度 |
|---|---|
| 名称 | |
| 別称 | 七の短七度、下短七度 |
| 略称 | m7 |
| 音程の広さ | |
| 半音の数 | ~9.7 |
| インターバルクラス | ~2.3 |
| 純正音程 | 7:4[1] |
| セント値 | |
| 平均律 | 1000 |
| 24平均律 | 950 |
| 純正律 | 968.826 |

Play、7リミットの七度。
Play自然七度(しぜんななど、
再生)とは、周波数比が正確に7:4[2](約969セント)の音程である。「七の短七度」(septimal minor seventh)[3][4] または「下短七度」(subminor seventh)[5][6][7]と呼ぶこともある[8]。「一般的な」[9]の純正短七度(周波数比9:5[10]、約1017.596セント、これは平均律での比25⁄6:1、1000セントと非常に近い)よりもやや狭く、「より美しい質の」音程である。自然七度は第7倍音と第4倍音(基音の2オクターブ上)の間の音程であるため、倍音列に由来していると考えられる。
ナチュラル・ホルンでは、この音程を16:9の音程に調整して演奏されることがよくあるが、ベンジャミン・ブリテンの「テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード」などの作品では真の7倍音が使われている[11]。
作曲家のベン・ジョンストンは、 音程が七の四分音(49セント、1018 - 969 = 49)だけ低いことを示す臨時記号として小さい「7」を、49セントだけ高いことを示す臨時記号として逆さまの「7」を使用している。そのため、「第七部分音」である自然七度は、ハ長調の場合はB♭の♭の上に「7」を書いて記譜される[12][13]。また、自然七度は、バーバーショップ音楽の歌手が属七の和音(自然七の和音)を協和させる時にも使われており、これがバーバーショップ・スタイルには欠かせない要素になっている。
自然七度は、増六度と比べて七のクレイズマ(7.71セント、ピタゴラスコンマの約3分の1)だけ異なり[14]、平均律の短七度よりも約六分音(≒31セント)だけ低い。自然七度を用いると、属七の和音が持つ「完全五度への『解決の必要性』」が弱くなったり、なくなったりする。自然七度を用いた属七の和音は主音上(I7)で使用され、「完全に解決した」最終和音として機能する[15]。