臼田甚五郎
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業績
歌謡や昔話・伝説・世間話など口承文芸の民俗学的研究や日記文学・物語文学・説話文学等の研究で知られ、神道に関する研究も多い。歌謡史と民俗学との協調による新しい日本歌謡文学研究を目指していた[3]。
子供のころから文学に親しみ、小学生のころ『少年世界』短歌欄に投稿(北原白秋選)し、採用され、賞品を受け取りに博文館まで赴いたと回想している。
学生時代には國學院大学方言研究会(顧問・今泉忠義他)に所属した。國學院大学方言研究会は柳田國男が指導に大きく関わり、國學院大学の中で特異な位置を占める研究会だった。1935年の柳田國男還暦を祝うために同会が編集・出版した『風位考資料』の編纂の仕事で中心的な役割を果たした。1937年の柳田國男による木曜会第100回記念写真からは、柳田國男、堀一郎、能田多代子、瀬川清子、小林存、橋浦泰雄、最上孝敬、桜田勝徳、関敬吾、大間知篤三、倉田一郎、大藤時彦らと共に國學院方言研究会出身の鈴木棠三、臼田甚五郎、牧田茂も参加していたことがわかる。
特筆すべきは國學院大学の教員となってから多くの学生研究会を立ち上げたことで、1953年の國學院大学説話研究会設立を嚆矢として、國學院大学歌謡研究会、國學院大学源氏物語研究会、國學院大学民族学研究会等を組織・指導し(國學院大学民俗文学研究会とも深く関与したが、同会は臼田が指導した野村純一の下に学生が組織している)、徳江元正、野村純一、野村敬子、福田晃、須藤豊彦始め針本正行、吉海直人、居駒永幸、飯島一彦ら多くの研究者を育てたことである。