芝葛盛
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東京府牛込(現・東京都新宿区)に雅楽師の芝葛鎮の長男として生まれる[1][2]。1903年に東京帝国大学文科大学国史科を卒業[5]。
東京帝国大学文学部史料編纂掛の嘱託を務めた[6]のち、1914年に宮内省図書寮編修官に任じられ[7]、1926年に編修課長を命じらる[8]。この間に「天皇皇族実録」286巻を編修したほか、1916年8月には「長慶天皇ヲ皇代ニ列シ奉ル議」を起草・上申し、同天皇の皇代登列の端を開くなど、皇室史全般の研究調査を行った[1]。1946年(昭和21年)に退官するまで、編修課長として長月にわたって歴代天皇の実録編集を担任した[2]。
この間、教育者としても活動し、女子学習院教授[9]や、立教大学文学部教授[10]を兼務したほか[3]、東京帝国大学文学部や、國學院大學、日本女子大学等でも講師として国史を講じた[2][3]。立教大学では同大学史学会の評議員として、市村瓚次郎、辻善之助、小林秀雄、中村勝麻呂、白鳥清、藤本了泰、野々村戒三らとともに活動し、学術発表機関雑誌である『史苑』の第1巻第1号の発行(昭和3年10月)にも尽力した[4]。
1938年(昭和13年)6月16日、大正天皇実録及び明治以前の天皇皇族実録編集関係者への行賞が行われる中、図書寮編修官であった芝は勲三等に叙せられ、旭日中綬章が授けられた[11]。
1946年(昭和21年)に退官したのち、帝国学士院帝室制度史編纂室主任となり編纂事務を主宰するが、1949年(昭和24年)には、再び宮内庁調査員となり、同事業を宮内庁図書寮へ引き継いで事業を統括した[1][2]。
そのほか、国宝保存会委員(昭和12年任命)、正倉院評議会会員、文化財専門審議会専門委員(昭和25年任命)なども歴任し、長く文化財保護にも尽力した[1]。
主な著書
- 『皇室制度』岩波書店 昭和9年
- 『日本風俗史講座 平安時代の風俗』雄山閣 出版年不明
脚注
- 1 2 3 4 5 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」 『芝葛盛』 ‐ コトバンク
- 1 2 3 4 5 東京文化財研究所 『芝葛盛』
- 1 2 3 名古屋大学大学院法学研究科 『芝葛盛』 『人事興信録』データベース 第8版 昭和3(1928)年7月
- 1 2 海老沢 有道,大久保 利謙,森田 優三(他)「立教大学史学会小史(I) : 立教史学の創生 : 建学から昭和11年まで (100号記念特集)」『史苑』第28巻第1号、立教大学史学会、1967年7月、1-54頁、ISSN 03869318。
- ↑ 『東京帝国大学一覧 従明治36年至明治37年』東京帝国大学、1903年12月3日、(157)頁。NDLJP:813180/288。
- ↑ 東京帝国大学文学部史料編纂所 編『史料編纂所一覧 昭和12年5月』東京帝国大学文学部史料編纂所、1937年、46頁。NDLJP:1220481/31。
- ↑ 『官報』第630号、大正3年9月5日、p.90. NDLJP:2952735/3
- ↑ 『官報』第4134号, 大正15年6月5日, p.133.NDLJP:2956285/5
- ↑ 日本官界情報社 編『日本官界名鑑 昭和14年版』日本官界情報社、1938年12月10日、シ10頁。NDLJP:1446428/235。
- ↑ 協同出版社編纂部 編『現代出版文化人総覧 昭和18年版』協同出版社、1943年2月15日、517頁。NDLJP:1123758/262。
- ↑ 宮内庁『昭和天皇実録第七』東京書籍、2016年3月30日、40頁。ISBN 978-4-487-74407-7。
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