芦谷山
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環境省の植生調査によると、芦谷山の周辺一帯は、最も自然度が高い「植生自然度9」の森林が、福井県内で最も広範囲に残されている地域である [2] 。関西周辺の登山地図やガイドブックを多数執筆する草川啓三は、その著書『森の巨人たち』の中で野坂岳から三国山に至るコースを紹介し、「関西の山では最も豊かなブナの林が続く稜線で、白山のチブリ尾根や釈迦新道にも負けないブナのコースではないかと思う。野坂岳の山頂から芦谷岳の南まで、幹回り3mを越えるブナの巨樹を何本も見ることができる。」と書いている[3]。
西側の甲森谷(こうもりだに)には、カツラ・トチノキ・サワグルミなどの巨木が多数あり、幹周り5~12m超のカツラ15本が「甲森谷のカツラ巨木群」として環境省の「巨樹・巨木林データベース」に登録されている[4][5]。
東側の黒河川の源流域には湿原があり、「黒河の湿原植生」が「福井県のすぐれた自然データベース」に登録されている[6]。
稜線上には、胸高周囲3〜4mのブナ巨木が多数あり、そのうち79本が環境省の「巨樹・巨木林データベース」に登録されている。
風力発電所の建設計画
東京都に本社を置く株式会社グリーンパワーインベストメントが、芦谷山とその南西の庄部谷山から伸びる尾根筋一帯に、ローター直径約100~140m、最大高約140~190m、単発出力約3,400~4,200kWのプロペラ型風力発電機約20~25基を設置し、総出力最大105,000kWの(仮称)美浜新庄ウィンドファームと呼ぶ風力発電所を建設しようとしている[7]。
