荒川は学生から普通の企業に勤めることなく、自分の会社を始めたので、企業を経験した社員から、「普通はこうです」と言われて、「普通はそうなのか、おかしいな」と思ったり、「でも普通の会社はこうです」、と言われるとすごく悩んだという。しょうがないので、何か変だなと思っても、何が変なのかが分からないので、言われた通りにやってみる。そうすると普通の企業のバックグランドと ACCESS社のバックグランドのここが違う、ということが分かる。そういう仮説と検証の連続だったと語っている[3]。
荒川は技術者側の人間なので、経営については、試行錯誤でやってきた。技術の事を考えるのと同じで、全体を考えて、ここはこうならなければいけないとか、と考える。例えば、一人一人優秀で、やっていることは間違っていない。でも儲からない、とすればどこかが悪いはず、そんな感覚で考えていた。また、誰もやっていないことをやろうとすると間違いは必ず起こる。間違った事が悪いのではなくて、間違った事を是正しないことが悪いのだと捉えた。お客様からも色々なことを聞きながら少しずつ構築してきた。自らを変えることが出来ないといけないという考えを持っていた[4]。