菠蘿包
From Wikipedia, the free encyclopedia
菠蘿包は、香港周辺の茶餐廳と呼ばれる喫茶レストランと大牌檔(ダイパイドン、広東語:大牌檔)と呼ばれる屋台街の定番メニューとなっており、パン屋でも人気がある商品である。
元々は「俄羅斯包(ロシアパン)」と呼ばれていたが、表面がパイナップルに似ているということで、パイナップルパンを意味する「菠蘿包」で呼ばれるようになった。
香港やマカオ周辺の他に古くから台湾でも食べられており、最近では中国の上海、北京などでも焼かれるようになった。それらの北京語圏では「菠蘿麺包」(ポールオミエンバオ、bōluó miànbāo)と呼ばれて販売されている。香港のものほど高さがないものが多いため、メロンパンを小振りにしたもののように見える。
菠蘿包にパイナップル成分は入っていない。砂糖、鶏卵、小麦粉、ラードから作られる。パン生地の表面のクッキー生地がしっとりと柔らかい日本のメロンパンと異なり、菠蘿包のクッキー生地はサクサクとした歯ごたえに焼かれており、下のパン生地はふんわりしているものが好まれる。高温多湿の香港では湿っているとすぐにカビが生えたり腐敗するのも、カリカリに焼く理由のひとつと考えられる。
歴史
バリエーション
香港では、ココナッツを詰めた椰絲菠蘿包、小豆餡を入れた紅豆菠蘿包、カスタードクリームを詰めた奶黃菠蘿包、パイナップル餡入りの菠蘿菠蘿包、ランチョンミートを挟んだ餐肉菠蘿包、チャーシュー餡入りの叉燒菠蘿包などが販売されている。
菠蘿油
焼きたてのもの、もしくは電子レンジで温めた菠蘿包をバンズの様に水平に切り込みを入れ、厚めにスライスした冷たいバターを挟んだハンバーガーのような形の「菠蘿油」(ポーローヤウ、bo1lo4yau4)は香港の茶餐廳の定番メニューである。近年台湾にも伝わりテイクアウトや屋台で販売されて、話題となり、人気が出ている。温かいメロンパンの甘さと冷たいバター、トーストの濃厚さを同時に楽しめる。日本のメロンパンに横から切れ目を入れてトースターで軽くトーストしサクサク感をだしてから、バターを挟むことで家庭でも類似の味を楽しめる。
