虎の巻

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虎の巻(とらのまき)は、古代中国の兵法書『六韜』中の「虎韜」を指す俗称、転じて、学習参考書などの例えとしても使われる。室町時代に成立した『義経記』から、源義経が得た兵法書、秘伝の書との語感・イメージが広まった。

『義経記』には、鬼一法眼から盗み出した『六韜』によって源義経が兵法を学んだとする描写がある[1]。ここから義経に知略を授けた書があるという物語の要素、兵法奪取譚の筋書きが確立・発展していき、『六韜』の中でも「虎韜」を指すとする具体化、「虎の巻」の名詞化が進んでいく[1]。時代が下ると、兵法以外の教えまで広く含めた秘伝の書、人生訓を論じた本の例えとしても使われるようになる[2]江戸時代に入ると、田螺金魚の『契情買虎之巻』など、虎の巻と題した読本が出版されていく[3]。現代では、更に転じて、学習参考書や受験勉強のノウハウを教える本を指す言葉ともなる[4]

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