虎毛山
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概要
登山
登山道
1930年に付近の鷹の湯温泉の主人である小山田八兵衛[4]が私費を投じて建設した登山道[5]は、平坦な道をしばらく歩いた後に橋を渡り、標高630mの休憩地に至る。そこから一気に600mの急登となる。途中にはベンチが設置されている。標高700m - 1000m地点はヒノキアスナロとクロベの混生林となる。ヒノキアスナロ林は強風により、多くの木が倒れている。標高1000m付近には、秋田県では分布が限られたサラサドウダンが群生している。標高1200mまではブナ林で覆われており、それより高い標高では亜高山性広葉低木林が山頂まで続いている。ミヤマナラ、ミネザクラ、ナナカマドなどの広葉樹の中にキャラボクが混生している。標高1234mには高松岳縦走路との分岐点がある。ここから北に進むと高松岳に至るが、縦走路は長いうえに水場がなく藪も酷いので、健脚者向けである。
山頂
広い山頂からは360度の展望が得られる。栗駒山、神室山、鳥海山、高松岳、山伏岳などを見ることができる。山頂には避難小屋が建つが、2010年11月3日の大風によって破損し、使用不能となった。そのため、避難小屋の改築工事が行われ、2012年10月14日から使用できるようになった。山頂の南西側には高層湿原が緩い傾斜で広がっている。この湿原は植物群落地として保護されており、栗駒山の美しい山容を映し出す地塘も点在しているなど、まさに「雲上の楽園」となっている。虎毛山の高層湿原は泥炭層で形成されており、雪解け後にはヒナザクラ、チングルマ、イワイチョウなどが一面に咲く。また、地塘はワタスゲやモウセンゴケなどに縁取られている。

