血道弓
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機能
多様性
血道弓は種によって大きさ・形状・個数が様々である。例えば、デイノニクスなどのデイノニコサウルス類では、血道弓が伸長して堅い棒状の尾の形成に寄与している[4]。全ての鳥群も血道弓と神経棘が前後に伸長している[4]。また、恐竜の血道弓が尾椎の下で癒合する一方、首長竜の血道弓は左右に分かれており、佐藤たまきはその特徴を判断材料にしてむかわ竜(後にカムイサウルスと命名)の尾椎を首長竜ではなく恐竜のものであると推測した[5]。
血道弓は竜脚類においてもその分類に関して重要な役割がある[1]。1878年にオスニエル・チャールズ・マーシュは竜脚類のディプロドクスを命名しているが、これは前後の突起の両方が分岐をなすという血道弓の特徴的な形状にちなんでいる[6]。ディプロドクスとその近縁属の特殊化した特徴と考えられていたこの形態は竜脚類の恐竜に幅広く共有されているが、ティタノサウルス型類では分岐しない状態に戻っていることが判明している[7]。
