表土
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表土の種類
重要性と人間との関係
表土は、植物や土壌生物の生息地、有機物の分解の場、水分や空気の保持といった機能を有しており、ヒトをはじめ極めて多くの生物の生活基盤となっている[2]。特に植物は、表土に根を集中的に生やし、その層に含まれる栄養素を利用しており、植物の生育に対し非常に重要な役割を占めている[3]。そのため、前述のとおり農業や園芸といった分野で非常に重要な役割を果たしており、庭土や芝土の土壌を改善する肥料や、コンテナガーデンなどでガーデニングを楽しむための材料などとして広く利用され、商業的な生産が行われている。
一方、豪雨や氾濫、風化などによる表土の侵食、流出が、人的被害につながることもある。土壌侵食による経済的損失は、1年あたり450億ドルにのぼると推計されている[4]。特に農業においては、表土を失うことによって収穫量の低下などといった損害を被るため、持続的に表土を維持するための技術開発が進められている[5]。なおアメリカ合衆国において、1年間で農地1エーカーから消失する表土の量は約3トンと見積もられている[6]。厚さ1インチの表土が一度失われた場合、自然に回復するためには約500年が必要と考えられており、生態学的にも表土の消失は大きな問題として扱われる[7]。

