機械化歩兵
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概要
戦争の形態が戦車を中心とした機動戦(電撃戦)が行われるようになった第二次世界大戦時にドイツ陸軍で初めて編成された[3]。戦車は作戦行動にあたって歩兵の支援を必要とするが、戦車の性能向上により、徒歩では戦車に追随出来なくなった。そのため、車両や装甲車に搭乗する機械化歩兵が編成された[4]。ただし、歩兵の機械化には時間がかかり、第二次世界大戦中にはアメリカ合衆国が実現したが、他国では戦車先進国のドイツやソ連でさえも歩兵の機械化は常に不十分であった。
最初の頃の機動性を持った歩兵は、トラックに搭乗する場合が多く[5]、自転車を用いた大日本帝国陸軍の銀輪部隊などもあったが、それらは不整地での行動に問題があったため、次第に装軌車両が重視されるようになった[6]。
冷戦期には、BTRに代表される装甲兵員輸送車に搭乗するケースが多く、冷戦後期や冷戦終結後には、車両そのものの戦闘能力・機動力をさらに高めた重武装の歩兵戦闘車も配備されるようになった[7]。
名称
国や時代、機械化の程度により名称が異なる場合があり、自動車化歩兵とも呼ばれる[8]。装甲兵員輸送車を装備している場合は機械化歩兵、トラックを装備している場合は自動車化歩兵、と区別して呼ばれることも多い[9]。モータリゼーションが進んだ現代では、民兵やゲリラすらテクニカルなどの車両を有するようになっており、機械化歩兵という場合には、特筆しない限り装甲車両を装備した歩兵を指すことが多い[2]。逆に機械化すらされていない軽装備の歩兵を軽歩兵と呼ぶ。
一部の軍隊については慣例的に別の名称・日本語訳があてられることがある。代表的なものとして、ドイツ国防軍の装甲擲弾兵 (Panzergrenadier) [1](プロイセン軍において精鋭とされた擲弾兵にあやかって付けられただけで実際の擲弾兵とは異なる)[1]、大日本帝国陸軍の機動歩兵、ソ連軍(ロシア軍)の自動車化狙撃兵[10](この場合の「狙撃兵」は軽歩兵に相当する)などがある[11]。
