語彙化
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語彙論において、語彙化とは、複数の形態素が合わさって1つの意義をもつようになること。
複合語、慣用句・イディオム、英語の句動詞などの形成がこれに当たる。例えば、「鯖」・「読む」の本来の意味とは関係ない慣用句「鯖を読む」ができ、さらにこれから複合語「鯖読み」ができたことなど。「申し込む」「擦り寄る」などの語彙的複合動詞もこれに当たる。
ただし複合動詞でも「話し出す」「働きすぎる」など(統語的複合動詞)は、前の動詞が本来の意味を保つ一方、後の動詞は本来の意味が希薄になり文法化している(一種の一般的ではないが補助動詞になっている)ので、語彙化とは言えない。「によって」「てはならない」などの連語も、独自の意味を表現するものではなく、名詞や動詞に接続することで初めて意味が定まるので、語彙化ではなく文法化に当たる。