谷謙二
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1971年(昭和46年)、愛知県に生まれる[4]。愛知県立江南高等学校、名古屋大学文学部を経て、1999年(平成11年)3月、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了[5]。
日本学術振興会特別研究員、埼玉大学教育学部講師、同助教授、同准教授を経て、2019年(平成31年)4月、同教授となる[5]。また、愛知学泉大学や明治大学などで非常勤講師を歴任したほか、東京大学空間情報科学研究センターの客員研究員を務めた[5]。日本地理学会や人文地理学会では代議員を務め、地理情報システム学会や経済地理学会にも所属した[5]。学会では日本地理学会賞や日本地図学会特別賞など多数受賞した[5]。
2012年(平成24年)7月に急性骨髄性白血病を発病し、骨髄移植を受け再発なく経過していたが、間質性肺炎を併発していた。2022年(令和4年)6月に急性増悪し[6]、同年8月7日に死去[2]。50歳没。同年10月18日、日本地図学会特別賞を受賞した[7]。
日本地理学会2023年春季学術大会(東京都立大学)で開催されたシンポジウム「学校教育・生涯学習における地理情報活用の一般化」は、谷の業績を振り返ることが主要議題の1つとなった[3]。このシンポジウムでは、MANDARAや今昔マップが谷の単独開発に依っており、全てのサービス継承が容易ではないことや、谷の功績を地理学界としてどう継承するかが課題であるとの認識が示された[3]。
2024年2月29日、公益財団法人統計情報研究開発センターは、谷の生前の功績に対して、シンフォニカ統計GIS活動奨励賞(特別賞)を授与した[8][9]。
主な研究と成果
著作
- 『MANDARAとEXCELによる市民のためのGIS講座:パソコンで地図をつくろう』古今書院、2004年。後藤真太郎・酒井聡一・加藤一郎と共著。
- 『新版 MANDARAとEXCELによる市民のためのGIS講座:フリーソフトでここまで地図化できる』古今書院、2007年。後藤真太郎・酒井聡一・加藤一郎と共著。
- 『フリーGISソフトMANDARAパーフェクトマスター』古今書院、2011年。
- 『フリーGISソフトMANDARA10入門 : かんたん!オリジナル地図を作ろう』古今書院、2018年。
- 『MANDARA10パーフェクトマスター : フリーGISソフト』古今書院、2018年。
学術論文
- 「大都市圏郊外住民の居住経歴に関する分析:高蔵寺ニュータウン戸建住宅居住者の事例」『地理学評論』70A、1997年、263-286頁、doi:10.4157/grj1984a.70.5_263。
- 「コーホート規模と女性就業から見た日本の大都市圏における通勤流動の変化」『人文地理』第50巻、1998年、211-231頁、doi:10.4200/jjhg1948.50.211。
- 「東京大都市圏郊外居住者の結婚に伴う職住関係の変化」『地理学評論』第75巻第11号、2002年、623-643頁、doi:10.4157/grj.75.623。
- 「時系列地形図閲覧ソフト『今昔マップ2』(首都圏編・中京圏編・京阪神圏編)の開発」『GIS-理論と応用』第17巻第2号、2009年、1-10頁、doi:10.5638/thagis.17.135。
ソフトウェア
2010年に、MANDARAや今昔マップの開発と無料公開の功績により、日本地理学会賞(地理教育部門)を受賞した[10]。地理学者の森田匡俊は、MANDARAや今昔マップが日本の地理情報活用に果たした貢献は計り知れないと評している[3]。
Webサービス
- 今昔マップ on the web
- Google Maps API Polyline用座標エンコーディングツール
- Yahoo! Maps APIを利用したジオコーディングと地図化