近藤文二
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業績
戦前から保険の歴史や民間保険を研究。1942年の共著『労働者年金保険法論』では「戦費調達説」を提起し、同書刊行[1]または1948年の『社会保険』刊行の頃[2]から社会保険の研究に関心を移した。社会保険を重視する社会保障論を展開し、社会保険の社会事業化・公的扶助化を批判した[3]。1963年の『社会保険』は「社会保険に関する理論・歴史・政策が三位一体となったこの分野の名著」「近藤自身のこれまでの研究の総仕上げ」[4]だと評価されている。第6回日経・経済図書文化賞を受賞した[5]。
1946年2月に末高信・園乾治・平田冨太郎・大河内一男と民間の「社会保障研究会」を組織し、7月にベヴァリッジ報告の影響が強い「社会保障案」を発表した。同年厚生省に設置された「社会保険制度調査会」やその後身である「社会保障制度審議会」に参加し、政策提言者として生活保護法、国民皆年金・皆保険など日本の社会保障制度の形成に影響を与えた[6][7]。