追想五断章
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第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作[注 1]。「このミステリーがすごい!」2010年および「本格ミステリ・ベスト10」2010年版で第4位、「週刊文春ミステリーベスト10」2009年で第5位、「ミステリが読みたい!」2010年版で第3位にランクインした。
米澤は本作について、それまでは〈古典部〉シリーズや〈小市民〉シリーズなど中高生が主人公のものが多かったが、いろんな人から「もう少し年齢が上の主人公も読んでみたい」と言われていたうえ、本作連載スタート時の担当者から連載依頼時に「渋い話を」と頼まれたと述べている[2]。
ストーリー
ある日、古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、店に来た女性・北里可南子に、彼女の父が生前に書いたという結末の伏せられた5つのリドル・ストーリーを探してほしいと依頼される。報酬に惹かれて依頼を請け負った芳光は、調査を続けるうちに22年前に起こった未解決事件「アントワープの銃声」の存在を知る。