遊撃車
日本の警察が使用する自動車の一種
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遊撃車I型
マイクロバスをベースとした車両。部隊が素早く車外に展開できるよう座席は通勤形電車のような三方向きベンチシートとされている。バックドアは観音開きで「車体両側」に乗降用ドアが装備されている[1]。
当初はメルセデス・ベンツのフルサイズバン(メルセデス・ベンツ・410D)に警察用装備を付したものが使われていた。日本車と比べて車内スペースが広く、立ったままでも車内で移動できることから大柄な隊員には好評だったが、エンジンやトランスミッションのトラブルも多かったとされる。一部の車両では、検問などで使える折りたたみ式の表示板が屋根に設置されていた[1]。
その後、後継のメルセデス・ベンツ・412Dも採用されたものの、やはりトラブルが多く修理に手間取るためか、導入数は少数に留まった。平成21年度からは、日産・シビリアンが導入されている[1]。
遊撃車II型
遊撃車III型
遊撃車IV型
警備現場での隠密性を考慮した車両で、主にワンボックスカーが用いられる。現在ではホンダ・ステップワゴンが主力となっているが、以前はマツダ・ボンゴも用いられていた。捜査車両と同様の覆面パトカーだが、アンテナが多くついていることが多い[1]。
特型遊撃車
三菱ふそう・キャンターをベースとした装甲車で、2005年ごろから配備が進んでいる。同じくキャンターをベースとする特型警備車PV-2型をもとに、フロントガラスの防弾板とルーフ上の銃座を省いて小型化したような設計となっている。装備は重厚ではないが、小回りの利くサイズと、側面・後部のドアから素早く乗降が可能であることから、少人数ではあるが迅速な部隊展開が可能となる。装甲を備えることで、通常の遊撃車よりも現場に近いところまで素早く人員を輸送することができ、銃器対策部隊や原発特別警備隊で配備されている[2]。小型特型警備車とも呼ばれる。
小型遊撃車
トヨタ・ランドクルーザー(ステーションワゴン型)などをベースに防弾防爆加工を施した車両[3]。犯人が移動しながら襲撃を続ける事案に対処するための防弾性と機動性を持つ車両として、特殊部隊(SAT)のほか、銃器対策部隊などに配備される[4][5]。2014年カナダ議会銃乱射事件やパリ同時多発テロ事件を受けて、平成27年度補正予算より導入された[3]。
また大阪府警察では、同様にランドクルーザープラドをベースとして、大型のバンパーを装着し、逃走車両に体当たりしても耐えられるように改修した車両として地域遊撃車が登場しており、第一方面機動警ら隊に配備されている[6]。