運命の巻戻士
月刊コロコロコミックで連載している漫画及びそれを原案にしたYouTube漫画アニメ
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『運命の巻戻士』(うんめいのまきもどし)は、木村風太による日本の漫画作品。『月刊コロコロコミック』(小学館)2021年9月号の読み切り掲載を経て、同誌2022年2月号から連載中。「SFループ漫画」を称する。2026年には第71回小学館漫画賞を受賞[1]。
| 運命の巻戻士 〜絶望からの大逆転〜 | ||||||||
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| YouTube | ||||||||
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| 活動期間 | 2022年 - | |||||||
| 登録者数 | 約46.9万人 | |||||||
| 総再生回数 | 約6億3954万回 | |||||||
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| チャンネル登録者数・総再生回数は 2026年2月26日時点。 | ||||||||
メディアミックスとして、連載開始同年よりYouTubeにてデジタルコミック形式のWebアニメ(制作:ケイコンテンツ)を配信するほか、2025年にテレビアニメ化が発表されている。
概要
悲運の死を遂げた人々を救う時空警察特殊機動隊、通称「巻戻士」の少年・クロノが妹・トキネを救うために奮闘する物語。 トキネは何らかの理由で時空犯罪組織"クロックハンズ"に殺された為、クロックハンズを全員捕まえてトキネを救う事がこの物語の最終目標となる。
現時点で単行本は12巻発売されている。
沿革
- 2021年
- 別冊コロコロコミック(ミラコログランプリ春)6月号で読み切り掲載。
- ミラコログランプリアンケート1位で月間コロコロコミック9月号で読み切り掲載。
- 2022年
- 月間コロコロコミック2月号より連載開始。また、このときアンケート2位を獲得。
- 3月5日よりYouTubeチャンネル運営開始。
- 2026年
あらすじ
巻戻士登場 (1巻0話・読み切り版) ショッピングモールで誤って落下した少年を救う話。
- コンビニ強盗殺人事件
(1巻1話)
- 令嬢を無人島から救え
(1巻2話)
- 超高級ホテル爆弾テロ事件
(1巻3話)
- CASE999(クロノの過去)編
(1巻4話~2巻6話) 登場するクロックハンズは1時。
- 二級昇格試験編
(2巻7話~2巻9話) クロノとアカバが二級に昇格するための試験で旅客機墜落事故の任務に挑む話。登場するクロックハンズはクロックハンズの協力者のキラーピエロ
- レモン救出編
(3巻10話~3巻14話) 先に二級昇格試験を終えたレモンが任務に行ったきり帰ってきていないということでクロノが助けに行く話。登場するクロックハンズは12時
- シライ救出編
(4巻15話~5巻20話) シライが中学生の文化祭で死んだことになっていることを知り、クロノ、アカバ、レモン、の3人がシライを救おうとする話。登場するクロックハンズは11時
- スパイミッション編
(5巻21話~8巻32話) クロノが開眼を会得するために、超大企業に潜入するという高難易度任務に挑戦する話。登場するクロックハンズは3時
∞編
(8巻33話〜12巻52話) クロノが新人教育のために豪華客船沈没事故から1600人を救うという任務に挑戦する話。登場するクロックハンズは6・5・4時(なお、6・5・4時は同一人物)
登場人物
巻戻士
- クロノ
- 声 - 福光可奈子
- 本作の主人公。14歳。
- 出身時代及び誕生日は2049年9月9日。イメージカラーは青。武器は持っていない[注釈 1]。
- 物語開始時点では三級巻戻士だったが、二級昇格試験後二級巻戻士に昇格している。
- 律儀で非常に心優しい性格。お茶をこぼす等の小さなことでも巻き戻して助けるほどのお人好し[2]。笑い方が不気味で暗く、その際『ぬぼ〜っ』という独特のオノマトペが表示される。表情変化もそこまで豊かではない。本人は「子どもは得意だ」と発言しているが、当の子どもには怖がられている[3]。
- 得体の知れない木の実を食べて食中毒になったり、被害者を助けることに注視しすぎてな行動を取ったりと、少々抜けている(スマホン曰く「馬鹿」)一面も持ち合わせている[4]。また、非常に執念深く、クリアのために女装をした事すらある[5]。
- かなりの前向き思考で、試験に落ちてしまうかもしれないといった状況でも「次頑張ろう!」と一瞬で気持ちを切り替えている[6]。
- プライベートは無趣味であり、服のセンスも皆無[注釈 2][7]。
- case999で妹のトキネを亡くしており、彼女を助けるために巻戻士への入隊を決意した[8]。
- この経験から、「運命」という言葉や命を粗末にする行為が大嫌いで、そのような言葉及び行為を耳にしたり目にしたりすると激昂する[9]。
- また、救える命は意地でも全員助けることを信条としている[10]。また、対象を助けられるまではリトライ回数が1000を超えようが何度でもやり直す精神力の強さを持ち合わせており、その点をスマホンから高く評価されている[11]。記憶力も良いため、総当たりで何度もやり直して覚え、正解のルートを実践する戦法をとることが多い[12]。
- 小学校時代は「ゴースト」と呼ばれ周囲からいじめを受けており、友人が多く周囲からの信頼も厚いトキネと自分のことを比べては自己嫌悪に陥っていた[13]。
- 開眼(バージョンアップ)は複製(コピー)。3分後のクロノを呼び出し、助けてもらうことができる。コピーは本体と離れての単独行動が可能。なお、3分が経過すると本体はコピーとして3分前に巻き戻り、周囲から見るとコピーのみが残る形となる。
- 4時との戦いでは無限夢をくらう直前に複製を使い、分身に自分を含むハイザキ、グレイ、3人を起こさせ、無限夢を攻略した。
- スマホン
- 新人教育AI。原作ではクロノの相棒としてサポート役を担当している。また、YouTube版では回ごとにサポートする巻戻士が変わっている。
- 感情豊かで表情豊か。才能のある巻戻士と充電が好きで、嫌いなものは水。
- 任務に関する膨大なデータを持っており、巻戻士本部との連絡や任務の補助を主な役割としている。
- 真面目でしっかり者の常識人。
- クロノの突飛な行動に対しツッコミを入れることが多く、「バカ」「ポンコツ」等厳しい言葉を使うこともあるが、クロノの、被害者全員を助けるために何度も繰り返す任務への姿勢や記憶力・精神力については高く評価している。
- また、ぼんやりしていることが多いクロノに「精神力を高めている」と畏怖したり、クロノが開眼するなら自分も、と修業を始めた結果会得したものが「ニューフェイス」[注釈 3]だったりと、スマホン自身もボケに回ることがある。加えて、休みの日には休み方がわからないクロノたちを連れてキャンプに行くような面倒見の良い面も持ち合わせている。
- 一般的に巻戻士が任務から撤退することはざらで、さらに、既に決定した未来を変えることは極めて困難とされているため、失敗が長く続いた場合、クロノに任務を諦めるよう説得することがある。これは、決して彼が人命を軽視しているわけではないらしい。
- 寝る際にはコード付きの充電器で充電している。また、原作ではクロノと風呂に一緒に入っている。
- シライ
- 26歳。出身時代及び誕生日は2024年4月6日。イメージカラーは紫。使用武器は刀。
- もともとは特級巻戻士として活躍していたが、case999にて1時(ワンオクロック)にリトライアイを撃たれてしまい、リトライができなくなった。しかしその後リトライアイは修理され、開眼(後述)も習得し直している。
- 任務成功率は98%を超え、クロホンからは「巻戻士最強」と評されている。頭の回転が速く、かつ戦闘力も非常に高い。
- リトライアイの機能を失って以降は、クロノの師匠として彼に巻戻士としての訓練を施した。
- 恐らく3つ以上購入していたであろうたい焼きを一人で全て食べようとしたり、いちごミルクを好んで飲んでいたりと、甘党な面もある(後者は周りに隠していた模様)。
- 一見クールで真面目であるが、「海外のジョーク集」等の本を持ち歩いたり、会話の節々にダジャレを挟んだりするほどのダジャレ好きで、嫌いなことは「シラケること」と発言しているが、実際に繰り出されるダジャレは毎回シラケている。
- 中学時代は友人もおらず、11時(イレブンオクロック)の能力でクロノ・アカバ・レモンの三人と後輩という形で出会うようになるまでの孤独の日々を「最悪」と語っている。
- 開眼(バージョンアップ)は録画・再生 (レコード・リプレイ)。事前に録画した動きを「再生(リプレイ)」の合図で出現及び再生することができる[注釈 4]。
- この機能を使い、case999では爆発物の積まれたトラックを斬り、新人の頃にはテストでのカンニングに使用しようとしている。
- アカバ
- 16歳。出身時代及び誕生日は2056年10月4日。イメージカラーは赤。使用武器は刀。普段はベルトで固定して背中に背負っている。
- クロノの同期で、彼と共に挑んだ二級昇格試験後は二級巻戻士に昇格している。
- 一人称は「わし」で、「〇〇じゃ」「〇〇かのう」などの広島弁のような訛りのある口調とギザ歯が特徴の少年。眼帯はしておらず、右目は前髪で隠している。
- 明朗快活で少々乱暴。クリアのためなら多少の横暴な振る舞いをも厭わない。しかし、その反面、物事を冷静に見極め判断する能力に長けている。
- 本来は2062年5月16日に6歳で船の事故に遭い死ぬ運命にあったが、シライに助けられ現在は巻戻士として活躍している。
- このことからシライに対し強い憧れを抱いており、部屋にポスターやツーショットの写真を飾ったり、シライの真似をして「録画(レコード)・再生(リプレイ)」を再現しようとしたりしている描写がある[注釈 5]。また、シライの唯一の弟子であるクロノのことが気に食わないらしく、入隊試験時の武術テストではクロノをぼこぼこにしていた。ただし二級昇格試験を経た現在では、一緒にキャンプに行ったり、待ち合わせをして遊びに行ったり、クロノが危険な目に遭いそうな場面では助けに行こうとしたりと、良好な関係を築いている。
- 他人のことを「アンドロイド(レモンのこと)」「スマホ(スマホンのこと)」など、本来の名前ではなく種族名で呼ぶことがある。
- 料理が下手でダークマターを作り出すが、本人にその自覚は無く、普通に他人に振舞っている模様。
- 開眼は早送り(フォワード)。3秒間200倍速で動くことができる。
- 6時との戦いでは3000万倍のライトスピードを使用。6時の能力の助けもあって、光速を超えて走ることで自力で巻き戻しに成功する。
- レモン
- 12歳。出身時代及び誕生日は2075年6月10日。イメージカラーは黄色。使用武器は、マシンガンであるMODE=戦女神(ヴァルキリー)やロケットパンチ(両方体から出せる)。
- 本来の名前は『超戦闘特化型時空救助アンドロイドLM-1』であり、レモンという名はシライに呼ばれたことが始まりである。
- 二級巻戻士。シライ曰く、「シライ並の戦闘力を持った巻戻士」。
- 非常に冷静沈着で、洞察力も鋭い。
- 開眼は停止(ストップ)。20秒間、周囲の時間を止めることが可能。ただしエネルギーを消耗するため、一度の任務で使用できるのは一回のみ。
- チャイヌ
- 18歳。出身時代及び誕生日は2005年11月1日。イメージカラーは茶色。使用武器は、槍。普段は右ポケットに2個隠し持っている。また、この槍はポケットに入るほど小さくすることが可能。
- 二級巻戻士。潜入が非常に得意であり、シライからも「潜入の達人(スペシャリスト)」と称される。(理由は後述。)ただ、性格は、非常に臆病である。
- 開眼は変換(エンコード)。8つの人格(多重人格)、姿があり、老若男女の人間、犬にもなれる。毛色がその人格に合わせて若干変わる。名前の最初には全員に「チャ」が付く。また、このことについてチャイヌは7つの姿に変換できると報告していた。3時と協力して情報をクロックハンズに流していた。
- 28歳の時に任務先で出会った男性に一目惚れし、その時代に移住して結婚し、娘を出産したあと、DNA検査で夫が行方不明の父親だったことが判明する運命である。つまりチャイヌは自分で自分を産むというタイムパラドックスに陥っている。
- チャワン
- チャイヌの第2の姿。昔は名前がチャイヌだったが、現在はチャワンである。見た目は可愛い犬だが(レモン曰く)、性格は中年男性である。小さい穴や通気口などを気軽に入る事ができ、動物の声(言葉)を聞くことができる。犬だけに身軽で俊敏な動物であるため、相手に銃口を向けられたときも、俊足で回避できる程の犬特有の素早さを誇る身体能力を持つ[注釈 6]。
- ターゲットが情報を渡そうとしなかった場合に拷問にかけようとするなど、暴力的な一面もある。
- チャニイ
- チャイヌの第3の姿。見た目はイケメンである。これまでこのイケメンさで何人もの女性を打ち負かしてきた。
- チャイモ
- チャイヌの第7の姿。見た目は赤ちゃんだが、第2の開眼である"混沌(バタフライエフェクト)"を使える[注釈 7]。
- チャネエ
- チャイヌ第8の姿。室町時代に創始された「獣神流」の使い手でパワータイプ。スパイ時代はハクギンという名前を使って情報を流していた。
- ゴロー
- 42歳。出身時代及び誕生日は、2045年5月6日。使用武器は変形携帯(ディフォームガラケー)。
- 巻戻士隊長。開眼は逆再生(リバース)。自分の意識を20秒後に飛ばし20秒間だけ逆向きに動ける[注釈 8]。スパイミッションでのハイド(ジキル)との一騎打ちにより、ハワイの火山に飛ばされたが、寸前でハイドの足を掴んで道連れにすることに成功しており、ハイドのタイムマシンを破壊した後、共に溶岩湖に落下しかけた。しかし、携帯の最後の能力、鉤縄(グラップリングフック)で生き残り“3時”ハイドを拘束しハワイで15年間過ごす。その後2070年に57歳となったゴローは東京に戻り、25歳のゴロー(自分)とともに巻戻士本部を創設し、隠し部屋に隠れて過去の自分をサポートしていた。過去のゴローがクロノを助けるためにスパイミッションに出動した後は、若いゴローと入れ替わるように姿を現し、昔と同じように巻戻士を指揮している。
- 変形携帯の技一覧
- #001 銃(ガン)
- 銃に変形する[14]。
- #002 剣(ソード)
- 剣に変形する[15]。
- #003 強制転送(ウィズドロー)
- 対象を強制的に巻戻士本部に転送することが可能。定員は不明[注釈 9][16]。
- #005 拳鍔(メリケンサック)
- 近接打撃用のメリケンサックに変形する[17]。
- #006 刺股(サスマタ)
- 刺股に変形し、相手の動きを封じる[18]。
- #008 盾(シールド)
- 円形のシールドに変形する[19]。
- #009 爆弾(ボム)
- 携帯からボムを発射する[20]。
- #010 十手(ジッテ)
- 十手に変形する[21]。
- #011 小刀(ナイフ)
- ナイフに変形する[22]。
- #012 鉄槌(ハンマー)
- 大きいハンマーに変形する[23]。
- #023 双節棍(ヌンチャク)
- ヌンチャクに変形する[24]。
- #028 噴射機(インジェクション)
- 煙幕を張ることができる噴射機に変形する[25]。
- #087 機関銃(マシンガン)
- 連射の効く銃に変形する[26]。
- #144 鎖鋸(チェーンソー)
- チェーンソーに変形する[27]。
- #202 大剣(ラージソード)
- より大きな剣に変形する[28]。
- #087 機関銃(マシンガン)
- 周囲の車をハッキングし、敵を襲撃する[29]。
- #255 配車(ディスパッチ)
- 連射の効く銃に変形する[30]。
- #477 弩(ボーガン)
- クロスボウに変形する[31]
- #500 監禁(コンファイン)
- 時空転送をできなくさせる電波を放つ[32]。
- #744 虚偽(ディセプション)
- リトライアイの表示だけをエラー表示にする[33]。
- #750 斧(アックス)
- 斧に変形する。[34]。
- ヒヤマ
- 使用武器は銃と思われる。シライが巻戻士の中にスパイがいると発言したときに、シライに向けて銃を発砲し、シライがスパイではない根拠を求めた。
- エンジ
- YouTubeオリジナル巻戻士。かわいいものが大好き。使用武器はアサルトライフル。
- アンコ
- 食いしん坊。開眼は同期する右手(シンクシェア)と同期する左手(シンクロード)。
- 右手で開眼すると相手が自分と同じ動きをし、左手で開眼すると自分が相手と同じ動きをする。YouTubeオリジナル巻戻士。
- ハイザキ
- ∞編に登場する巻戻士。自称クロノの弟子。未来からクロノを救いに来た。使用武器は拳銃。作中の描写から腕はかなりのものだと思われる。幼少期にAIのクロノに育てられた。キンスケの弟、ギンを殺した。
- キンスケによりクロノの命かそれ以外かの選択をされる。
- そこで自分の頭に銃を突き付け死のうとする。
- だがクロノの言葉により人を助ける巻戻士になりたいと心から思い開眼を会得。
- 開眼は経過(タイムラプス)で実態のある連続写真のようなものを作る。作中では銃弾をコマ送りのようにし建物の落下を防いだ。1つ前の「グレイがいなかった世界」でもキンスケ(4時)により夢の中に888年閉じ込められるが、∞マークを0.1秒ほどしか見てなかったため、332年後に現実に帰還しクロノの伝言である「花火を見るな」を伝えるためにスマホンに本部に転送させる。がキンスケの∞化させた枝攻撃でスマホンは故障、2062年のルカイ島に飛ばされる。だがハイザキはほとんどの記憶を失ってしまい「シロ」という名になってルカイ島で生活することになった。ルカイ島の住人が見つけたビデオテープをきっかけに自らを「元巻戻士」となのったがそれを見つけた動画配信者の住人が動画にして公開し、レイと会った際にほとんどの記憶が復活、レイに「花火を見るな」を伝え、その後はレイの要望により巻戻士の特訓を開始。
- グレイ
- ∞編に登場する巻戻士。使用武器は巨大なハンマー。
- ハンマーに装着されているプロテクターを自身につけ電気を流すことで一時的に筋力を増大させることができる
- 喧嘩っ早い性格で口が悪い。ハイザキとはよく喧嘩する。
- グレイの正体は第2話登場の「レイ」であり、あの事件でクロノに助けられてからはお年玉1億円を使いクロノを捜索したが見つからず、パソコンを開くと動画編集者が上げた動画で巻戻士の存在を知り、世界中の探偵を雇い巻戻士を捜索すると、ルカイ島を見つけその島でシロと出会う。そこからはシロに伝言を伝えられ巻戻士の特訓を開始し、入隊の時に名前を「グレたレイ」からとり「グレイ」に改名した。
時空犯罪組織クロックハンズ
- キラーピエロ (クロックハンズのメンバーでは無い)
- 1時によって2級昇格試験時にクロノとアカバに差し向けられた刺客。戦車に乗せてくれなかったという理由だけで軍を壊滅させるというナチュラルサイコ。鉄球を使い、戦闘力のみならアカバと同等かそれ以上の実力を見せていた。最終的にはクロノとの協力で捕獲に成功する。恐らくクロックハンズと何の関係も無い人物で、1時によって強制的に連れてこられた。(本人はタイムマシンの事すら分かっていなさそう)
- キバク/12時
- 21歳。
- クロックハンズ12時(トゥエルブオクロック)。爆弾のスペシャリスト。能力は不明。クロノとレモンが捕まえたが、1時(ワンオクロック)に本部転送を阻止される。こいつだけ他のメンバーとは違い悲しい過去が無く、更にレモンを21年間拘束するという狂気じみた行動を取っており、読者からは"謎"に一種の愛されキャラになっている。(キラーピエロも同様)
- マイ=ラッセルハート/11時
- 23歳。出身時代は2062年。クロックハンズ11時(イレブンオクロック)。最初はマイ先生と名乗っていたが、クロノに気づかれると正体を現した。 マイ先生の時は優しくて抜けた性格であるかのように演じており、あっさりとクロノも騙された。
- 巻戻士全体を弱体化させるため、2038年3月28日にタイムスリップして、後に最強の巻戻士となるシライを中学生の頃に殺害しようする。一度は中学生のシライを殺害して巻戻士本部を間接的に壊滅させることに成功し、シライを救うために未来からやってきたクロノ・アカバ・レモンも能力によって中学生である記憶を植え付け、無力化した。しかし、自力で本来の記憶を取り戻したクロノによって、正体を暴かれてしまう。校内の生徒を能力で改造人間にしてクロノとシライを襲わせ、彼らを敗北寸前まで追い詰めるが、クロノの機転によってタイムマシンを一時的に壊され、アカバとレモンを復活させられてしまう。復活したアカバとレモンの"開眼"によって改造人間を全て倒されるが、「究極編集・神殺し(ファイナルカット・ディーサイド)」を出して応戦し、再び四人を圧倒する。しかし、四人の作戦によってタイムマシンと「究極編集・神殺し」を破壊され、逮捕された。
- 2068年8月1日のインベントビル爆発事故に巻き込まれて死亡するはずであったが、救出に現れた巻戻士に助けられて生存する。しかし、その巻戻士は1000回以上リトライしてもビルにいた400人のうち彼女の両親だけを助けることができず、結果として二人だけを見捨てざるを得なかった。だがそれを知らない彼女は、自分の両親だけが巻戻士によって恣意的に見捨てられたと認識し、強い憤りを覚える。そこに現れた1時によって、巻戻士は「命を選ぶ偽善者」であると教唆され、彼女はクロックハンズの一員となって巻戻士を激しく憎むようになった。
- しかし敗北後、クロノの「だれ一人見捨てたりしない」という信念と、クロノ達が500回以上もリトライして敵の自分を助けた事実に心を動かされ、巻戻士に対する認識を改めるに至った。
- 能力は"削除(デリート)"と"編集(エディット)"。削除は相手の記憶を削除し、編集は相手に記憶を埋め込むことができる。この能力によって、周りの人物に自分は先生だと思い込ませていたと考えられる。また、伝説の武芸者達の記憶を"編集"したロボットアーム「究極編集・神殺し(ファイナルカット・ディーサイド)」を装備しており、肉弾戦にも長けている。ただしアームは彼女の脳と連動しているため、長時間使用し続けると脳に負荷がかかりすぎて死亡するというリスクを抱えている。
- キンスケ/6・5・4時
- ケース88で沈没事故を起こすワダツミ号の船長の息子。
- 弟のギンをハイザキに殺され、敵討ちのためにクロックハンズに加入する。
- 6時
- 60歳のキンスケ。∞編において4・5時とともにクロノ達の前に現れる。クロノ達に援軍が来たことに合わせて40年前に転移してシライ・アカバと対峙する。
- 能力によってシライ・アカバを翻弄し、一時はシライの殺害に成功するが、自分の能力によってアカバの自力「巻き戻し」を成功させてしまう[注釈 10]。過去に戻ったアカバから能力の詳細を聞いたシライによって能力を攻略され、戦闘不能となる。
- 能力は"重ね合わせ(シュレディンガー)"。6時が「重ね合わせ」と唱えると時間が止まり、6時にとっての「良い未来」と「悪い未来」が提示される。6時はそのどちらが実際に起きるかを回答し、正解だった場合は「良い未来」が、不正解だった場合は「悪い未来」が実現する。能力発動時の「重ね合わせ」の言葉が聞こえた者には能力の過程が見えるようになる。
- 能力の性質上、相手が強ければ強いほど未来を予測しやすいため、圧倒的な戦闘力を誇るシライに大きなダメージを与えた。しかしアカバから6時の能力を聞いたシライに、本人にも成功するかどうか分からないランダムな攻撃は6時が予測できないということを利用され、ランダムな攻撃と通常の攻撃を織り交ぜられたことで"重ね合わせ"を攻略された。
- 4時がクロノを殺害したのと並行してシライ達を倒して4時・5時と合流。5時に2032年の戦闘の情報を伝えた後、「重ね合わせ」によってヘリを墜落させ死亡する運命を辿る。
- 5時
- 40歳のキンスケ。∞編において4時・6時とともにクロノ達の前に現れる。クロノ達に援軍が来たことに合わせて20年前に転移してレモン・チャイヌと対峙する。
- 能力によってレモン・チャイヌを圧倒していたが、チャイヌの"混沌(バタフライエフェクト)"によってタイムマシンが損傷して能力の細かい調整が効かなくなり、自分を小さくしすぎたところを捕らえられてタイムマシンを破壊され、戦闘不能になる。
- 能力は"拡縮(スケーリング)"。自分の体の大きさを1μm~300㎞まで変えることができる。巨大化して相手を踏みつぶしたり、小さくなって相手の体内に侵入した後に巨大化して内部から破裂させるなどの戦法を取る。巨大化した時の攻撃力は4時曰く「クロックハンズ内でパワー最強」とのこと。
- "拡縮"にはタイムリミットがあることが本人により判明している。
- 4時がクロノを殺害したのと並行してレモン達を倒して4時・6時と合流。4時に2052年の戦闘の情報を伝え、また6時から2032年の戦闘の情報を伝えられる。6時の死亡を見届けた後は6時と名乗るようになり、その後は6時と同じ運命を辿ることになる。
- 4時
- 20歳のキンスケ。∞編において5時・6時とともにクロノ達の前に現れる。
- 一度はクロノ・ハイザキを殺害し、グレイを戦闘不能にまで追い詰めるが、シライやレモンによる"過去からの攻撃"によって致命傷を負ったことで、クロノ・ハイザキ殺害前まで"巻き戻し(リトライ)"し、改めてクロノ達と対峙することになる。
- クロノの殺害後は5時・6時と合流し、5時から2052年の戦闘の情報を伝えられる。6時の死亡を見届けた後に5時と名乗るようになり、その後は5時と同じ運命を辿ることとなる。つまり、4時キンスケが5時キンスケになり、CASE88を2度目に訪れる時、新たな4時キンスケがいて、その4時キンスケが5時キンスケになった時、また新たな4時キンスケがいて…(以下同文が∞に続く)という、キンスケ自身が∞の人生に囚われているということになっている。
- 能力は"∞(エンドレス)"。物体や空間などにループを発生させることができる。非常に強力な能力だが、ループの"つなぎ目"を攻撃されると能力が解除されるという弱点を持つ。作中で披露された能力は以下の通り。
- ・"∞空間"
- 一定の空間にループを発生させて閉鎖空間を作り出し、対象を閉じ込めることができる。空間内は上下左右前後がループするようになっており、"つなぎ目"を破壊しなければ脱出は不可能。またこの空間内では時間が進まず、巻戻士・クロックハンズ含めて"巻き戻し(リトライ)"ができなくなっている。
- ・空中で回り続ける銃弾
- 拳銃から発射された弾丸が8の字にループを起こす。一発の銃弾で何度も相手を攻撃し続けることができる。
- ・せりあがる地面
- ∞マークを描くように周辺の地面せりあげる。戦闘離脱を試みるクロノ達の妨害に使用。
- ・回転
- 石や木の枝などに回転を付けて相手に投げつける。回転運動にループがかかっているようで、生半可な攻撃では打ち返されてしまうほどのエネルギーを持つ。
- ・"無限水牢"
- 水を空中に浮かべて敵を閉じ込め、そのまま窒息させる。作中の描写では自力での脱出は勿論、誰かに引っ張り出してもらうことも困難な模様。
- ・"無限夢"
- 「∞」のマークを見せた相手を夢の世界に体感時間で888年閉じ込める。その間、現実世界では1秒しか経っていない。能力が解除された時には既に相手は廃人状態になってしまう。能力の"つなぎ目"は現実世界にあるため、夢に閉じ込められてしまえば自力での脱出は不可能で、他の人間に起こしてもらう必要がある。「∞」マークを見た時間が短ければ888年よりも前に能力が解除されるが、0.1秒見ただけでも300年以上閉じ込められてしまう。この技を使用する際は「∞空間」を解除する必要があるが、それ以外は特に制限なく使うことができる模様。
- ハイド/3時
- 68歳。
- クロックハンズ3時(スリーオクロック)。能力は入替(リプレイス)。防犯カメラに写っている同時刻のものを入れ替えることができる。名前の由来はジキル博士とハイド氏から来たと思われる。
- 逆再生を使い動けなくなったゴローを火山へ入れ替えようとするがゴローの執念により道連れされる。
- ゴローとの15年間のハワイ生活の末病気で死亡。
- 元々マジシャンをしており、マジシャン仲間が巻戻士のターゲットになった時、任務終了して転送する際の巻戻士に触れてしまい、転送の人数オーバーによる不具合でタイムマシンを持たないまま1人過去にタイムスリップしてしまう。しかしその時代に馴染んで子供も授かるのだが、チャイヌと同じようにその子供は自分だったというタイムパラドックスを生んでしまう。その後精神の崩壊を防ぐため"ジキル"が生まれ、最終的に赤ちゃんの自分を殺そうとしたところで1時に勧誘される。
- ジキル/3時
- ハイド第2の人格。能力は省略(スキップ)。自分の行動を省略することができる。ニコニコした糸目とハイドの髪を逆立てたような髪型が特徴
- 武器は傘型の刀。
- 本人曰く人の死ぬ瞬間はスキップをしない派とのこと
- 1時
クロックハンズのリーダー。CASE999にてクロノの妹のトキネを殺した。目的はタイムマシンをこの世から消すこと。キンスケやマイ、ハイド(ジキル)をクロックハンズに加入させた張本人。
能力は不明
その他
- トキネ
- クロノの妹。享年9歳。CASE999で、友人とともに不審者の男に誘拐され、1時はクロノとシライに助けられるも、後に再登場したその男によって車で轢き殺された[注釈 11]。また、この事件でシライはリトライアイを失い、クロノは巻戻士になることを決意した。シライを過去で殺すという重要任務でさえ動いたのは11時であるのに、1時に直々に殺された事から、クロックハンズにとって超重要人物であると考えられる。
- ギン
- キンスケの弟。CASE88の日である8月10日が誕生日。ギンが4時になると思ったハイザキに殺されるが最終的に助かり、キンスケと共にクロノに弟子入りする。
用語
- 巻き戻し(リトライ)
巻戻士、クロックハンズ両陣営が使える基礎能力。巻戻士はリトライすると任務の最初に戻るが、クロックハンズは好きな時間にリトライすることができる。また巻戻士のリトライには精神力(後述)が消耗するという弱点があるがクロックハンズにはない。上記の違いがある為、クロックハンズのリトライは巻戻士のリトライの上位互換であると考えてよい。
- 時空警察特殊機動隊
- 通称巻戻士。右目にあるリトライアイを使い時を戻すことができる。(リトライアイについては後述。)
- 開眼(バージョンアップ)
- 巻戻士が命懸けの状況を繰り返したうえで、彼らの強い感情がトリガーになって発動する。能力は多種多様。
- 時空犯罪組織クロックハンズ
- あらゆる時代で歴史を変えるような大犯罪を行う組織。[注釈 12]12人おり、時計の仮面をつけている。数字が小さい順に地位が上。武器は、タイムマシン。(タイムマシンについては後述。)
- リトライアイ
- 巻戻士の右目に埋め込まれているタイムマシン。普段は眼帯で隠しており、巻き戻し及び開眼を使うときに外す。なお、アカバは自身の髪で、ハイザキは頭に巻かれている包帯で隠している。傷ついた場合は故障する。相方の巻き戻しで元に戻すことができるが、何度も壊れると故障する。スマホンは、巻き戻しには精神力を消耗すると言っている。この精神力が体力のような意味なのか、リトライしなければならないという絶望的状況を何度も繰り返す事による心の消耗なのか、細い定義は不明。
- 時計(タイムマシン)
- クロックハンズが巻き戻しするときに使う。また巻戻士の開眼(バージョンアップ)に匹敵する固有の特殊能力を1つもしくは2つ持っている。(能力は時計にもともと内蔵されているのか個人の性格で決まるのかは不明。ハイドとジギルの人格の入れ替わりや、キンスケが4時→5時、5時→6時になった際、時計は変わっていないが使える能力が変わった為、後者の方が可能性が高いと思われる。)
- 階級について
巻戻士の階級は、特級、1級、準1級、2級、3級が存在する。上の階級ほど難しい任務に挑戦できる。階級は昇格試験によって上げることができる。
書誌情報
- 木村風太『運命の巻戻士』小学館〈月刊コロコロコミック〉、既刊12巻(2026年4月28日現在)
- 2022年5月27日初版発行(同日発売[小 1])、ISBN 978-4-09-143399-2
- 2022年9月28日初版発行(同日発売[小 2])、ISBN 978-4-09-143551-4
- 2023年3月28日初版発行(同日発売[小 3])、ISBN 978-4-09-143589-7
- 2023年5月26日初版発行(同日発売[小 4])、ISBN 978-4-09-143606-1
- 2023年10月27日初版発行(同日発売[小 5])、ISBN 978-4-09-143650-4
- 2024年4月17日初版発行(同日発売[小 6])、ISBN 978-4-09-143687-0
- 2024年7月26日初版発行(同日発売[小 7])、ISBN 978-4-09-149749-9
- (アクリルスタンドつき特装版)同日発売[小 8]、ISBN 978-4-09-943166-2
- 2024年12月26日発売[小 9]、ISBN 978-4-09-149855-7
- 2025年4月28日発売[小 10]、ISBN 978-4-09-154032-4
- 2025年7月28日発売[小 11]、ISBN 978-4-09-154051-5
- (アクリルスタンドつき特装版)同日発売[小 12]、ISBN 978-4-09-943204-1
- 2025年12月26日発売[小 13]、ISBN 978-4-09-154109-3
- 2026年4月28日発売[小 14]、ISBN 978-4-09-154258-8