遠妙寺 (笛吹市)
山梨県笛吹市にある寺院
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歴史

謡曲『鵜飼』は榎並左衛門五郎が原曲を作成し、世阿弥が改作して応永年間後期から永享年間初期に成立したという。「石和川」や日蓮を想起させる「安房清澄の僧」が登場し、法華宗を賛美する内容となっている。
一方、遠妙寺の由緒では謡曲『鵜飼』と似た「鵜飼伝説」を伝え、文禄・慶長年間にはすでに成立しており、慶長年間には山号を「鵜飼山」に改めている。
遠妙寺の「鵜飼伝説」は、平家没落後の元暦年間に平家一族・平時忠(謡曲『鵜飼』では「漁翁」)が殺生禁断の石和川において鵜飼を行ったために観音寺の僧により殺され、怨霊となったという。その後、文永6年(1269年)に日蓮が同地を訪れ、時忠の亡霊と遭遇する。このとき日蓮は怨霊を成仏させることができず、文永11年(1274年)に日蓮は弟子の日郎・日向を伴い再び同地を訪れ、一字一石の経石で施餓鬼供養を行ない怨霊を成仏させた。これにより、川施餓鬼根本道場として遠妙寺が創建されたという。
