遠矢るい
From Wikipedia, the free encyclopedia
生い立ち(大学時代〜芸能活動開始)
大学在学中は読劇や声優活動につながる側面を持つサークルに所属していた。本人によれば、当時はサークル内で「オタサーの姫」のような立場であったと語っている[3]。
大学生活と並行して声優事務所への所属を志し、個人レッスンがあることなどを理由にミュージックバンカーへ所属した[3]。当時は声優オーディションと学業に多忙で、アニメやいわゆる「推し活」に時間を割く余裕はあまりなかったとされる[3]。一方で『PSYCHO-PASS』などの作品には触れており、作中に登場する架空の拳銃「ドミネーター」の玩具に興味を示していたとされる[3]。
アルバイトとしては、短期間ながらアパレル店、バー、雀荘、クレープ店などで勤務していた経験があるとされる。
大学2年時、声優を志す中で知名度向上を目的にソロアイドル活動を開始し、芸能活動へと本格的に踏み出した[3]。当時は恵比寿、高円寺、秋葉原などを中心にライブ活動を行い、『涼宮ハルヒ』関連楽曲「God knows...」や、fripSideの「sister's noise」、ナノウの「ハロ/ハワユ」、鈴木このみの「CHOIR JAIL」、スキマスイッチの「奏」(藤宮香織Ver.)などをカバーしていたとされる。
本人は当時のアイドル活動について、声優を目指す過程での手段であり、将来的に自身の活動の中心になるとは考えていなかったと述べている[3]。
その後、養成所の関係者である大石一尋からの勧誘を受け、ソロアイドル活動を終了し、女性アイドルグループ演歌女子ルピナス組に加入した[3]。グループ活動の開始に伴いアルバイトを辞め、大学も3年次で中退し、芸能活動に専念するようになった[3]。
演歌女子ルピナス組としての活動
声優養成所「ミュージックバンカー」に在籍していた当時、講師であった大石一尋から企画中の音楽ユニットへの参加を勧められ、これに参加することとなった[4]。
2015年2月、演歌女子ルピナス組のメンバーとして活動を開始。同グループは「演歌を世界へ」をコンセプトに、テクノポップと演歌を融合させた音楽性を特徴とする女性アイドルグループである[4][5]。遠矢は青色担当として活動した[4]。
ライブ活動では自己紹介として「1・童顔!2・ポンコツ!3・黒髪ショート!演歌女子のアイドル担当、遠矢るいです!るいるいって呼んでね」といったフレーズを用いていた。
グループは日本国内にとどまらず、香港、インドネシア、タイなど海外でも活動を展開した[4]。2017年9月2日にはインドネシアのレーベル「Aprilio Kingdam」よりシングル「FAITH」を発売し、同国でメジャーデビューを果たした[6]。インドネシア・ジャカルタで開催された3周年記念ワンマンライブでは約2000人を動員した。
2018年2月14日には日本コロムビアよりシングル「コシヒカリ音頭」を発売し、日本国内でもメジャーデビューを果たした[7]。
また、2016年9月24日には千葉中央警察署の一日警察署長を務めた[8]。さらに2018年3月2日には名古屋文化交流大使に委嘱され、名古屋市のPR活動にも携わった[9]。
インディーズアイドルを対象としたイベント超ドSフェスタしずおかでは東京ブロックを勝ち抜き、決勝戦において仮面女子候補生を下し優勝した。同イベントの審査対象であった動画企画「しずラップ」では遠矢がソロラップを披露している[10][11]。
グループ楽曲では、遠矢の音声をサンプリングして取り入れる演出も行われた。
また、イラスト制作を得意とし、自身をデフォルメしたキャラクター「ちびるい」を用いたグッズ展開が行われたほか、演歌女子ルピナス組のLINEスタンプの制作にも関わっている。
GIRL'S HORIZONとしての活動
遠矢は演歌女子ルピナス組での活動と並行し、「歌って踊って学ぶアイドル」をコンセプトとするGIRL'S HORIZONに2016年12月に加入した[12]。同グループには、delaの片岡かずさ、CAMOUFLAGEの小熊あやかとともに兼任メンバーとして参加し、既存メンバーと合わせた7人体制で活動した[12]。担当カラーは演歌女子ルピナス組と同様に青色であった。
その後、演歌女子ルピナス組の国内外での活動の拡大に伴い、2017年10月1日をもってGIRL'S HORIZONを卒業した[13]。
GIRL'S HORIZONは主に中高生世代で構成されたグループであり、遠矢も同グループのメンバーとして活動した。 衣装は学生服風のものや浴衣をアレンジしたものなどが用いられていた。
2017年5月6日には「スポニチスペシャルデー」におけるドーム前広場ステージに出演し、学生服風の衣装に眼帯を着用した姿でライブパフォーマンスを行った。
また、ライブ活動以外にも、2017年2月13日に鹿島アントラーズの監督であった石井正忠へのインタビューを行ったほか、月刊ジャイアンツ2017年6月号の企画「月刊G記者入門」において記者体験を行うなど、スポーツ関連の取材活動にも参加した[14]。
この時期について本人は、多忙なスケジュールにより精神的・肉体的に負担の大きい時期であったと振り返っている[3]。
音楽活動としては、GIRL'S HORIZONと演歌女子ルピナス組の両グループによる楽曲を収録したCD『#enkagirlshorizon』が2017年5月27日に発売され、「世界同時多発キス」「恋する水戸」「カーネーション」の3曲がそれぞれのグループのアレンジで収録された。遠矢は両グループに所属していたため、両バージョンの歌唱およびライブパフォーマンスに参加している[15]。
Hati Hati Technoとしての活動
Hati Hati Technoは、2017年10月29日に演歌女子ルピナス組の選抜メンバーによって結成された派生ユニットであり、海外展開を視野に入れたEDM志向のアイドルグループである[16]。「Hati Hati」はインドネシア語で「気をつけて」などの意味を持つ語である。
遠矢は同ユニットの選抜メンバーとして活動に参加した。担当カラーは演歌女子ルピナス組と同様に青色であった。
衣装は初期にはストライプ柄のワンピースが用いられ、その後、背面に「RUI」と刺繍されたベースボールユニフォーム風の衣装なども使用された。
演歌女子ルピナス組との並行活動により、日本国内での活動とともにタイやインドネシアなどへの海外遠征を行うなど、多忙なスケジュールの中で活動した。
2021年11月8日をもってHati Hati Technoを卒業した[17]。その後の活動は民族ハッピー組の馬渕恭子、鐡うのらへと引き継がれた。
音楽面では、EDM要素を取り入れた楽曲を特徴とし、ボーカルをサンプリングしてシンセサイザーと組み合わせるなどの手法が用いられた。代表曲として「SPIDER GIRL」があり、日本およびインドネシアでリリースされている[18]。
また、2019年の東京モーターショーにおいて住友電工ブースに出演し、イメージキャラクター「エネちゃん」のコスプレでブース説明を担当したほか、ステージでは楽曲「Driving Night」を披露した。
Enka Girls Revolutionとしての活動
2018年5月13日から同年7月17日まで、Enka Girls Revolutionと称するユニットが活動していた[19][20]。同ユニットは演歌をアレンジしたテクノ調の音楽を特徴とし、演歌女子ルピナス組の派生的な企画として展開された。
メンバーは演歌女子ルピナス組の構成と対応する形で編成され、それぞれのメンバー名の末尾に「Revolution」を付した名義で活動していた。遠矢に対応するメンバーは「るいRevolution」と名乗り、担当カラーは青色であった。
当初、「るいRevolution」は遠矢るいとは別人であるとされていたが、後に遠矢本人名義でも同企画について言及している。
EGR{えぐる}としての活動
2018年8月、遠矢は演歌女子ルピナス組に在籍したまま、ロックアイドルグループ[[EGR{えぐる}]]に兼任メンバーとして参加した[21]。同グループは「ポップ・ロック・可愛い」をコンセプトに掲げ、ロックバンドELLEGARDENのベーシスト高田雄一がプロデュースを手がけたアイドルグループとして、2018年8月24日に発表された[21]。
メンバーは、遠矢るい、永井杏樹、DJ愛梨、三波蓮、小泉里紗、鬼瓦トイ子に加え、新規メンバー千代絢子らで構成され、その後、2018年11月28日に発売されたシングル「Blue Transparency」より四方桃子が加入した。
同シングル「Blue Transparency」は2018年11月28日にリリースされ、グループはメジャーデビューを果たした[22]。発売時には渋谷スクランブル交差点の大型ビジョンにてプロモーションが行われた。
活動は日本国内にとどまらず、インドネシアなど海外でのライブも実施された。
遠矢は演歌女子ルピナス組との並行活動を行いながらEGRとしても活動を続け、2020年2月24日をもって同グループを卒業した[23]。
ステージにおいてはベレー帽やサロペットスカートなどを用いた衣装で出演し、担当カラーは青色であった。
また、EGRの楽曲について遠矢は自身の志向に近いものであったと語っており、特にデビュー曲「Blue Transparency」を好んでいたとされる。
同グループはオリジナル楽曲に加え、ELLEGARDENの楽曲「Missing」などのカバーも披露していた。
民族ハッピー組としての活動
2019年8月4日、演歌女子ルピナス組は「民族ハッピー組」へと改名し、音楽性を刷新して再始動した[24]。遠矢も引き続きメンバーとして活動に参加し、担当カラーは青色であった。
衣装は複数パターンが存在し、初期にはリボン付きブラウスとチェック柄ハーフパンツを組み合わせたものや、スカートワンピース型の衣装などが使用された。
音楽性は従来の演歌路線からポップス要素の強い方向へと転換された。初期には大沼パセリの楽曲「Poolside」や「エゴイスト」などのカバーも行っている。
2021年2月17日にはシングル「試験管ライフケミストリー」を発売した[25]。また、同時期に発表された楽曲「強くてニューゲーム」では遠矢が作詞を担当している[26]。
その他の楽曲として、「ぷわぷわ」や「行かないで」などがレパートリーとして知られている。
活動においては、メディア出演やイベント出演にも参加し、グループの中心メンバーの一人として活動した。
また、グループ活動と並行して、アパレルブランドのモデルとして起用され、ポップアップストアにて一日店長を務めるなどの個人活動も行った。
スポーツイベントにも参加しており、女性芸能人によるフットサルリーグ「魔法のTANSA ステラFリーグ」では複数回の大会に出場したほか、ARスポーツ「HADO」においても大会に参加している[27][28]。HADOの大会においては、防御を重視した戦術を用いており、ファンの間ではこの戦法が「遠矢キャッスル」と呼ばれることがあった。
民族ハッピー組としての写真集『UNHAPPY』が発売されている[29]。
2023年9月30日をもって遠矢は同グループを卒業し、これに伴いグループも活動を終了した[30]。
テクノ商店ドットコムfeat.遠矢るいとしての活動
テクノ商店ドットコムは、大阪を拠点とするDJ can(後の喜屋武なぎさ)を中心としたユニットである。遠矢は2023年11月1日、助っ人メンバーとして同ユニットに参加した[31]。同年11月19日に初ライブを行っている[32]。
遠矢は衣装デザインにも関与し、制作された衣装はブランド「SHINPIN」によって仕立てられた。担当カラーは青色であった。
その後、メンバーの体調不良により一時活動を休止したが、民族ハッピー組の馬渕恭子が加わり活動を再開した。
2024年3月31日をもって遠矢は同ユニットを離れ、これに伴い当該体制での活動は終了した[33]。
アイドル卒業後の活動

アイドル卒業後はソロでのライブ活動を継続しており、自身の楽曲に加え、ナナヲアカリの「ダダダダ天使」、しぐれういの「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」、結束バンドの「青春コンプレックス」などの楽曲をカバーしている。
また、2024年2月3日よりボートレース平和島のスタジオ番組にてMCとして出演している[34]。さらに、ボートレース宮島の番組「ぶっちぎりィ!!」へのゲスト出演や、ボートレース桐生の配信番組への出演など、ボートレース関連の番組にも出演している[35][36][37]。
俳優としても活動しており、ドラマ『フェノメノン-extra-』に出演している[38]。
声優としての活動
声優としては、企業映像のナレーションを皮切りに活動を開始した。株式会社シマ商会の映像コンテンツにおいてナレーションを担当している。
その後、ドラマCD『Replay!』において小田加恋役を演じ、音声作品への出演を行った[39]。
2017年にはスマートフォン向けゲーム『グランスフィア ~宿命の王女と竜の騎士~』の声優オーディションにてグランプリを受賞し、キャラクター「ルイス」役を担当した[40]。
また、キャラクターボイスとして、TAMAろくとによる「巡礼物語」北多摩TOKYOアニメスタンプラリーにおいて、西東京市のキャラクター「椎太とりょう」のりょう役を担当している[1][41]。
アニメ作品では、『どうぶつたんけん!ドゥダとダダ』においてハリー役(第23話)を担当したほか、『シンビアパート』では複数キャラクターの声を担当している[42][43]。
さらに、ショートアニメ作品「トリくん」にてコトリ役を演じるなど、短編アニメーションにも出演している。
吹き替え分野においては、映画『サイバー・ミッション』(2019年公開)にて管制官役を担当している[44]。
人物

趣味はイラストを描くことであり、特技はマイナーモノマネとされる[1]。声優志向を背景にアイドル活動を行い、グループおよびソロの双方で音楽・メディア出演など幅広い分野で活動した。長期にわたる芸能活動の締めくくりに際しては、ファンや関係者への感謝や充実した心境を語っており、その活動はファンとの関係性の中で支えられてきた側面を有する。