酢酸ブチル

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酢酸ブチル
Skeletal formula of butyl acetate
Ball-and-stick model of the butyl acetate molecule
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
略称 BuAcO
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.004.236 ウィキデータを編集
EC番号
  • 204-658-1
KEGG
RTECS number
  • AF7350000
UNII
国連/北米番号 1123
性質
CH
3
CO
2
(CH
2
)
3
CH
3
モル質量 116.160 g·mol−1
外観 無色の液体
匂い Fruity
密度 0.8825 g/cm3 (20 °C)[1]
融点 −78 °C (−108 °F; 195 K)[1]
沸点 126.1 °C (259.0 °F; 399.2 K) at 760 mmHg[1]
0.68 g/100 mL (20 °C)[1]
溶解度 EtOHと混和
アセトンCHCl3に溶ける[1]
log POW 1.82[1]
蒸気圧
  • 0.1 kPa (−19 °C)
  • 1.66 kPa (24 °C)[1]
  • 44.5 kPa (100 °C)[2]
0.281 L·atm/mol
磁化率 −77.47·10−6 cm3/mol
熱伝導率
  • 0.143 W/m·K (0 °C)
  • 0.136 W/m·K (25 °C)
  • 0.130 W/m·K (50 °C)
  • 0.116 W/m·K (100 °C)[1]
屈折率 (nD) 1.3941 (20 °C)[1]
粘度
  • 1.002 cP (0 °C)
  • 0.685 cP (25 °C)
  • 0.5 cP (50 °C)
  • 0.305 cP (100 °C)[1]
構造
1.87 D (24 °C)[1]
熱化学
標準定圧モル比熱, Cp 225.11 J/mol·K[2]
標準生成熱 fH298)
−609.6 kJ/mol[2]
標準燃焼熱 ΔcHo 3467 kJ/mol[2]
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
可燃性
GHS表示:
可燃性急性毒性(低毒性)[3]
Warning
H226, H336[3]
P261[3]
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
引火点 22 °C (72 °F; 295 K)[4]
370 °C (698 °F; 643 K)[4]
作業環境許容濃度 (TLV) 150 ppm[1] (TWA), 200 ppm[1] (STEL)
致死量または濃度 (LD, LC)
10768 mg/kg (ラット, 経口)[4]
160 ppm (ラット, 4時間)
2000 ppm (ラット, 4時間)
391 ppm (ラット, 4時間)
1242 ppm (マウス, 2時間)[5]
LCLo (最低致死濃度)
14,079 ppm (ネコ, 72分)
13,872 ppm (モルモット, 4時間)[5]
NIOSH(米国の健康曝露限度):
TWA 150 ppm (710 mg/m3)[4]
TWA 150 ppm (710 mg/m3) ST 200 ppm (950 mg/m3)[6]
1700 ppm[6]
関連する物質
関連する酢酸エステル 酢酸エチル
酢酸プロピル
酢酸アミル
関連物質 ブタノール
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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酢酸ブチル(さくさんブチル、butyl acetate、酢酸 n-ブチル)はラッカーの製造などに用いられる化学物質である。

バナナ様の甘い芳香を持つ無色の液体で、多くの果物に微量芳香成分として含まれ、他の物質と組み合わさって特徴的な香りを作っている。例えばリンゴ、特にレッド・デリシャスの香りの一部はこの物質である。他に酢酸イソブチル酢酸tert-ブチル酢酸sec-ブチルの3種類の構造異性体を持つ。

用途

香料(食品添加)
  • キャンディ、アイスクリーム、チーズなどに果物の香りを付ける物質を製造する原料として使われる。
香料以外
  • 溶剤(溶媒)や中間原料として、塗料の希釈、硝酸繊維素原料、人造真珠用塗料、天然ゴム、医薬品、接着剤などの製造などにも使用される。OECDに報告されている1999年における生産量は1万トン以上である[7]

製造方法

安全性

脚注

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